万振りマン「あくまで大型ヘッドが苦手な人用」

―率直な印象は？
「『オリジナルワン ミニドライバー』は完全に1Wではなく、ちょっと大きめのFWという印象でした。私はヘッドサイズが大きいほうが構えやすいと感じるほうなので、FWより構えやすく感じました。ただ、最近の大型ヘッドよりは安心感がなく、構えやすさは感じられませんでした」

―FWのように芝から打てそう？
「これはなかなか練習が必要だと思います。ロフト角が11.5度で寝ている分、芝から打つとなると“直ドラ”と同じような球の上げにくさはあると思います」

―1Wとしては飛距離が落ちる？
「私の場合は球の吹け上がりが飛距離に影響するタイプなので、ロフト角 11.5度はボールが上がりすぎてしまう懸念が残ります。単純にロフト角が原因と思うのですが、テーラーメイドの1Wとしてはスピン量が多すぎる印象をもちました」

弾道の高さは一緒で、つかまりはやや「オリジナルワン」のが上

―どういう弾道？
「つかまりが良くて曲がらない。特に右に行きにくいのが大きな武器になりそうです。直進性の高さは申し分ないと思います」

―実戦投入はあり？
「そうですね、あくまでも大型ヘッドが苦手な人向けの規格のモデルかと思います。私の場合はサイズが大きいほうがやさしく飛ばせるので、実戦用と考えるとちょっと難しいかなと。使い手次第だとは思うのですが…」

―どのような人向き？
「大型ヘッドが苦手な人向けというコンセプトはすごく伝わりました。小ぶりなモデルが好きで、より直進性を求めているユーザーにマッチするモデルかと思います」

※使用スペック／ロフト角:11.5度、クロカゲ TM5 2019 カーボン(硬さS・約56g)

■ 万振りマン（33）

登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年より数多くの試打動画をYouTubeにアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。身長173cm。

• 1WのHS30m/s台・西川みさとの場合
• 1WのHS40m/s台・筒康博の場合

撮影協力／トラックマンジャパン株式会社、ロッテ葛西ゴルフ