西川みさと「無理せず球が上がる」

―率直な印象は？
「思っていたよりやさしく感じます。見た目も大きすぎず、ボッテリしすぎていないので、イメージ通りに操作できる印象で、とても扱いやすいです」

―ボッテリしていない？
「はい。大きすぎず小さすぎず。ちょうど良いサイズ感の中で、やや丸みのある形状になっているので安心感も持てます。構えていて悪いイメージがまったく湧かない印象です」

―「M5」に比べてどう？
「こちらのほうが軽く感じますね。私のような非力な人でも使えそうな感覚です。とても振りやすいです」

若干M6のほうが弾道が高く出ていた

―見た目の違いは？
「見た目はほとんど一緒で、違いはありません。ただ、心なしかちょっと『M6』のほうが大きく見える印象です。それは、『M6』のほうがやや振り心地が軽く感じられるぶん、見た目の印象にも影響して、やや大きく感じるのかもしれません。まぁそれだけ微妙なサイズ感の違いです」

―振り心地が違う？
「『M6』のほうが『M5』より、ボールが上がりやすいです。インパクトでしっかりつかまえにいかなくても、振り抜くことさえできれば飛ばせそうな感じです。ですから、あまりHSが速くなくても、インパクトを意識的に強く入れなくても、振りきれれば球は上がってくれる、そんなやさしさを感じます」

―打感は？
「トウ側とヒール側で、少し違った印象を受けました。特に打音が違うような感じがしました。甲高く響く部分もあれば、やわらかくちょうど良い音もあったり。何とも言えない感じがしましたが…たまたまですかね？（笑）」

※使用スペック／ロフト角:10.5度、フレックス:SR(フブキ TM5 2019)

■ 西川みさと（41）

HS40未満の技巧派プロ。1998年「日本女子学生選手権」優勝。2002年にプロ転向後、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで活躍。身長159cm。

• 1WのHS40台・筒康博の場合
• 1WのHS50台・万振りマンの場合