西川みさと「従来のATTASと違う」

―率直な印象は？
「『ATTAS JACK』は、これまでの『ATTAS』のイメージとは全然違うシャフトといった感想を持ちました」

―全然違う？
「はい。私の勝手なイメージですが、『ATTAS』シリーズは粘り感よりも走り感が強く、どちらかといえば“走り系”の印象が強かったのですが、『ATTAS JACK』は粘り感が強くて、タイミングが取りやすくて打ちやすかったです」

―西川さんは、“走り系”のほうが得意ですよね？
「…そうなのですが、しなるタイミングが自分のスイングに合っていました。『ATTAS JACK』は適度にボールも上がりますし、つかまり度もあって、とても扱いやすかったです。単にやわらかいだけのしなりという訳ではなく、しっかり感のあるしなり。どんなに振りにいっても、暴れる気がしなかったです」

―前作「The ATTAS」と比べてどう？
「全く違います。『The ATTAS』はどちらかというと、あまりしならないタイプ。硬さ(フレックス)は同じRでも、しなる感じがほとんどありませんでした。それに比べて『ATTAS JACK』は、適度にしなりますし、走りすぎないけれど走らないことはなかったので、特性は違いますね」

―合いそうなヘッドは？
「私が使用している『G410 PLUS ドライバー』のヘッドに合わせたいです。慣性モーメントが大きく、やさしいヘッドで一度試したいシャフトだなと思います」

―どのような人向き？
「HSがそれほど速くない人でも合うと思います。女性でも使えそうな、やさしい印象がありますね」

※使用スペック／5(硬さR・約55g)、使用ヘッド：テーラーメイド M6 ドライバー（ロフト角9度）

西川みさと（42）
HS40m/s未満の技巧派プロ。1998年「日本女子学生選手権」優勝。2002年にプロ転向後、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで活躍。身長159cm。

• 1WのHS40m/s台・筒康博の場合
• 1WのHS50m/s台・万振りマンの場合