SIMとマーベリック 2020年注目1Wの意外な類似点
2020年の幕開けとともに相次いで発表された、テーラーメイド「SIM」シリーズとキャロウェイ「マーベリック」シリーズ。「SIM」がブルー、「マーベリック」がオレンジと、イメージカラーは対照的ながら、マーケティング面と性能面で意外な類似点が見られた。
マーケティング面では、どちらも新たなブランドという部分が挙げられる。テーラーメイドは、これまで培った「M」シリーズのノウハウを生かしつつ新たに「SIM」シリーズを立ち上げ、一方のキャロウェイは、18年発売の「ローグ」シリーズの流れを組むものの、「マーベリック」という新名で打って出た。
「SIM」については、同社ディレクター高橋伸忠氏が、Mシリーズからの“卒業”という言葉で表現。一方のキャロウェイ寺門広樹ディレクターは、“一新”という言葉でその真意を説明してくれた。
「AIで導き出す『フラッシュ フェース』は、これまでドライバーやフェアウェイウッドだけでしたが、『マーベリック』シリーズでは新たにアイアンセットまで搭載しています。(ネーミングについては)もちろん『ローグ 2』『ローグ フラッシュ』といった案も出ていましたが、やはりここは新たなスタートということで、ブランド名も一新したいということで開発に至りました」
性能面での共通点は、“空力”を生かしたテクノロジーを大きく打ち出している点。「SIM」は「イナーシャ ジェネレーター」と呼ばれる、ソールに配した出っ張り部分を、ダウンスイング時の空気抵抗を考慮し、やや斜めに設計することで空気の流れを反映した。
一方のキャロウェイは、ボーイング社と共同開発した「XR 16」シリーズ(2016年モデル)から、すでに“空力”には力を入れており、さらに今回の「マーベリック」で、これまでフェース裏面の構造だけに施してきたAI解析を、新たにヘッド形状や内部構造にも導入。これにより空気抵抗の軽減にも成功し、スタンダード(「マーベリック」)「MAX」「サブゼロ」それぞれのターゲット層が、ヘッドスピードを上げるために最適な構造となっている。
両モデルに一致しているのは、テーラーメイドの「ツイストフェース」、キャロウェイの「フラッシュフェース」、どちらも従来モデルを支えてきたテクノロジーをしっかり残しつつ、新シリーズへと進化させた点だ。ネーミングが変わったとしても、これまで培った技術はしっかりと継承。どちらも外面的には華々しさを演出しつつも、中身は地道に一歩一歩培った英知の結晶といえる。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
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