三田コーチも気になっていたコブラ「RADSPEED」シリーズの実力は?

ゴルフレッスンスクール「ゴルフテック（GOLFTEC）」の三田貴史コーチ（ミタ）と吉田幸太郎コーチ（コウタロウ）が、話題の最新クラブを“忖度なし”で解説する動画コンテンツ『ミタナラバコウタロウ』。今回は、3タイプがそろうコブラ「キング RADSPEED」シリーズのドライバーを取り上げる。

スタンダード＆ドロータイプも一定スピン量が必要

RADは「すげえ」「サイコー」などを意味するスラング英語として用いられるだけに、「すげぇスピード、ってことですかね？」と初速性能に期待を寄せる吉田コーチ。まずはスタンダードタイプの「キング RADSPEED XB ドライバー」から解説はスタートした。

ソール後方にウェイトが配置され、高慣性モーメント（MOI）は3タイプで最も大きく、寛容性が高い。試打した吉田コーチは「めちゃくちゃ良かった」と好印象で、ピン「G425 MAX ドライバー」にも似た感触だという。「コブラって『SIM2』や『エピック』寄りの低スピンという印象だったけど、ヘッドのブレが抑えられてストレートに打ちやすかった」と説明。三田コーチも「直進性があった」と意見がそろう一方、「思ったほどスピンが入る印象はなくて、ある程度バックスピンが入る人が向いているかも」と注意点を加えた。

続いては、ドローバイアスが入った「キング RADSPEED XD ドライバー」。ヒール側にウェイトが配置された「スライスキラー」系のタイプと想定していたようだが、吉田コーチは「つかまえにくかった」と意外そうな表情。三田コーチは「（ヘッド特性が）低スピンなので、ある程度ヘッドスピードがあって（打ち出しで）上がる人」を適正タイプに挙げており、スライサーの誰もが恩恵を受けられるモデルとは言い切れない様子だった。

あれ…どこかのメーカーに似ている？

最後の「キング RADSPEED ドライバー」はウェイトをソール前方に寄せた低スピン・高初速がウリで、吉田コーチはこちらも「大好物」と絶賛した。三田コーチによれば、フェース面の重心位置はセンターよりやや上目のトウ寄り。フェードバイアスはそこまで強くなく、「ニュートラルな感じのヘッド」と表現した。吉田コーチは「直進性もあったし、自分でちょっとコントロールしやすい」と話し、3タイプで最も操作性を感じていたようだ。

総じて三田コーチは、シリーズを通して低スピンの印象が強かったようで、「球の高さやスピン量をヘッドがアシストしてくれないタイプ」との結論に至った様子。「その代わり前に行かせるよ、という感じ」と話した直後に、「あれ、コレどこかのメーカーさんに似ている…」と苦笑い。カラーリングを含めて、某クラブメーカーのモデルを想起させたようだ。

エンディングでは三田コーチが適正ゴルファーについて解説しているので、購入を検討しているゴルファーはチェックしてほしい。

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