ミズノ/先をいく“フィッティング技術”で市場を創る『ゴルフ業界トップに聞く2014年の展望』
GDO「往年の野球選手を起用した“JPX”のプロモーションが話題になっています。売れ行きも好調だと聞いていますが」
松下「 今までは、“JPX”については幅広いターゲット層に対して好まれる製品を投入し、販売本数の拡大を目指してきましたが、なかなか結果につながりませんでした。今年からは個人の嗜好にできるかぎりマッチするようにターゲット層を詳細に設定し、商品開発からプロモーションまで一貫した計画をたてています。ウッドの目標販売本数を昨年比2倍に設定していますが、今のところ好調です。体力の低下により飛距離が落ちて、ゴルフがつまらなくなってしまった、かつては飛距離が自慢だった60歳前後のゴルファーに、もう一度ゴルフが楽しくなるようなクラブを提案することで、長い間ゴルフをして欲しいと思っています。総合スポーツメーカーとしてのメリットを生かし、往年の野球選手を起用することで、絞り込んだターゲットがぐっとくるような独自のマーケティングを実施したことが結果につながっています」
GDO「今後のゴルフ市場についてどう予測されますか」
松下「以前から2015年にゴルフ需要の急激な減少が起こるといわれていましたが、このままですと2020年に顕著になると予測しています。活性化にむけたセミナーなどでも話し合われていますが、ゴルフ人口の減少を食い止め、新しく始める人数を増やしていくことが必要です。現状ですと下降への歯止めができない状況ですので、ゴルフ業界全体が需要を喚起し、新規事業をたちあげていく必要があります」
GDO「協会、メーカーなどの各団体が足並みを揃えて活性化にむけた取り組みができると思いますか」
松下「メーカーの社長や幹部などが集まる機会などでは、個人レベルですが “競争と協調”をしながら活性化にむけて前向きに取り組もうと話をしています。流通をどのように取り組んでいくのか、17団体の統制をどのようにとっていくのかなど多くの課題はありますが、危機感が高まっているのは事実です。業界全体のために、いち早く気づいて、実感して、一緒に活動をしていくことが大切です」
GDO「実際に取り組んでいる活性化の活動を教えてください」
松下「底辺拡大を目的としたアマチュアトーナメント“ドリームカップ”を実施しています。また、スタートしたばかりで、全国に6箇所程度しかありませんが、技術だけでなく、ルールやマナーなどを教える“ジュニアアカデミー”も実施しています。目先の業務が優先されてしまうので、十分な活動とはいえませんが、少しずつでも実績を増やしていくことこそが、業界を挙げて取り組むべきことです」
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
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