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今年の注目度No.1フェアウェイウッドは!? 2023年アクセス数ランキングTOP10
テーラー1強部門に一矢報いるメーカーは!?
2023年のGDO『ギアカタログ』で、アクセス数が多かったモデルをランキング形式で発表するシリーズ第3弾は、パター部門とアイアン部門に続き、フェアウェイウッド(以下FW)部門を発表。過去のFW部門では、テーラーメイドの独壇場と化している状況で、昨年も10機種中6機種が入る圧倒的な強さを見せた。果たして今年は他メーカーが一矢報いるのか!?
第10位:ロケットボールズ フェアウェイウッド(テーラーメイド)
第10位は、2012年発売の元祖“ぶっ飛び系”テーラーメイド「ロケットボールズ FW」がランクイン。約10年以上前のモデルが、昨年7位に続いて今年も顔を見せる結果に。今季「大東建託・いい部屋ネットレディス」で優勝した小滝水音が使用。「高校(明秀学園日立高)時代に買ったのですが、最近はずっとコレ」と、純正シャフトのままというセッティングで勝ち切った。
第9位:キャロウェイ パラダイム フェアウェイウッド(キャロウェイ)
テーラーの対抗馬といえば、やはりキャロウェイ。今年2月に発売された「パラダイム FW」が9位にエントリーした。中古FW購入での失敗しないコツを指南した「中古ギア情報」では、3W=15度に固定しないロフト角選びを推奨。3W以外に「3HLW」という16.5度という設定があり、しかも可変スリーブでさらにロフトを増やすことができる調整機能の優秀さも紹介していた。
第8位:M4 フェアウェイウッド(テーラーメイド)
10位に続き、テーラーの“名器”が入賞。18年発売ながら今なお注目される「M4 FW」は、小平智、堀川未来夢らのバッグに長年入り続けている。発売当時公開の「マーク金井の試打インプレッション」では、「軽く振ってもスパーンと乾いた打音とともに力強く飛び出す。3Wにしては打ち出し角が高く、ボールが楽に上がる」と評価している。
第7位: エピック SPEED フェアウェイウッド(キャロウェイ)
第7位は、キャロ勢から21年モデル「エピック SPEED FW」が登場。フェース裏の2本の柱「ジェイルブレイクテクノロジー」をAI設計したことで、ヘッドがさらにたわみやすく進化。「クラブ試打 三者三様」のテスター・西川みさとプロは、「私のHS(1W平均35~36m/s)でも予想以上に弾道が高く、ボールが楽に上がる。1Wに代わるティショット用として単品買いもアリ」と、その打ちやすさに言及していた。
第6位:SIM フェアウェイウッド(テーラーメイド)
昨年ランクでは完全に「SIM2」「SIM2 MAX」に主役の座を渡し、陰に隠れた20年発売のテーラーメイド「SIM FW」が6位に返り咲いた。弾きの強いチタンボディでありながら、「Vスチールソール」を搭載することで低重心化し、高弾道と抜けの良さを両立。定評のある同社チタンヘッドFWは特に人気が高く、中古で見つけるのはかなり苦労する模様。
第5位:ローグ ST MAX フェアウェイウッド(キャロウェイ)
ここまでテーラー、キャロ、テーラー、キャロ…のラリーが続く展開に。5位の「ローグ ST MAX FW」は正確な距離と安定性、幅広いゴルファーに応えるMAXモデル。今季「カシオワールドオープン」で初Vを果たした鍋谷太一も使用している。1Wは同シリーズの「―LS」を使用していて、FWのラインアップにもよりシャープで操作性重視の『―MAX LS』がありながら、こちらをチョイス。ボールの上げやすさや寛容性の高さを持ちつつ、強弾道を生み出せる点が魅力のようだ。
第4位:SIM2 MAX フェアウェイウッド(テーラーメイド)
昨年に続いて同位のテーラーメイド「SIM2 MAX FW」。兄弟モデル「SIM2 FW」と前作「SIM FW」が小ぶりなチタンヘッドなのに対し、カーボンの割合を拡大して大型化を図ったやさしいサイズ感も人気の理由だろう。「ステルス」シリーズの前身にも関わらず、今なお「パー5での安定した2打目を供給してくれる」「ミスヒットにも強く、とにかく飛ぶ。買って良かった」と口コミ欄には高評価が並ぶ。
第3位:RMX VD フェアウェイウッド(ヤマハ)
テーラーとキャロの牙城を崩したのは、今年NEW「RMX」を発売したばかりのヤマハ。第3位に入った「RMX VD FW」はそのひとつ前のモデルで、4つの高機能素材を組み合わせて高反発性能と超低重心化を図った性能に仕上がっている。クラブ契約フリーの原英莉花が使い続け、「RMX VD」3番とキャロウェイ「エピック SPEED」の5番は、ピンやミズノを含めた入れ替わりが激しい彼女のセッティングの中では、もはや手放せないセットとなっている。
第2位:SIM2 フェアウェイウッド(テーラーメイド)
昨年、おととしと2年連続No.1を飾ったテーラーメイド「SIM2 FW」が、今年惜しくも3連覇を逃して2位に。ただ1位の座は譲ったものの、松山英樹が発売直後から現在まで3Wを使い続け、21年モデルながらいまだ人気は衰えない。体積170ccと小ぶりな形状に、約80gの「Vスチールソール」を配置した低重心設計のチタンヘッド。限定モデルとして発売されたため、中古ではなかなか見つけられない希少な存在。2万円台前半からが相場とのこと。
第1位:KING RADSPEED ツアー フェアウェイウッド(コブラ)
テーラー&キャロ勢を抑え、見事FW部門を制したのはコブラ「KING RADSPEED ツアー FW」。こちらも松山英樹使用の5Wとして継続的に注目され続け、昨年5位から一気にジャンプアップ。ソール前方内側のトウとヒールに各8g、外付けフロントに7g、計23gのウエートを配して低重心化した性能により、速い初速スピードで強弾道が生み出せる。ちなみに「RAD」は「Radical」の略称で回転半径を意味しているが、実は「スゴい」「最高」の意で使われるスラングでもある。
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