中古ドライバー コスパもタイパもいいヘッド マニアが勝手にランキング
毎年のように新しい製品が登場し、新しいクラブに乗り換えるのも楽しみのひとつではあるが、中古市場に目を向けて「あのドライバーをまた打ってみたい」とか「あれは名器だったよな」と思いをはせるのもまた一興。そんな方たちのために、今回はギアマニアを自負する筆者が選んだ名器を紹介していこう。
まず取り上げたいのは、ピンのドライバー。最近でこそ契約プロの活躍や契約外のプロも使うなど人気を集めているが、まだ現在ほど注目を浴びていなかった頃の逸品がある。17年に登場した「G400」シリーズの半年遅れで発売された「G400 MAX ドライバー」(2018年)だ。「G400」シリーズ1Wはヘッド体積が445ccとやや小ぶりだったが、「MAX」のヘッド体積は460ccで、当時としてはルールギリギリの慣性モーメントを実現していた。ヘッドがブレにくいため直進性が高く、ミスに強いモデルで、大槻智春が18年から22年の途中まで愛用していた。中古ではかなりレアで、なかなか見つからないため、もし見つけたら即買いを勧める。後継の「G410」シリーズと比べてもやや高めの3万前後からが相場。
2017年モデルのテーラーメイド「M2 ドライバー」もオススメだ。「M2」といえば、16年発売の初代「M2」の評価が高いが、2代目「M2」もマニアの評価が高い。構えやすいヘッド形状で、飛距離性能とコントロール性能を高いレベルで両立している。マシュー・フィッツパトリックが17年から20年まで使い続けていた。中古では、1万円台前半から見つかる。カスタムシャフトが装着されていることが多いので、好きなシャフトなら即決して良いだろう。
続いてタイトリスト。タイトといえば、アスリート向けの難しめクラブが多いとのイメージを持つ人が多いだろう。しかしそれを覆すきっかけとなったのが14年モデルの「915」シリーズだ。なかでも「915 D2 ドライバー」は投影面積が大きく安心感があり、高慣性モーメントでミスヒットに強いモデルで、ジョーダン・スピースが14年から18年まで愛用していた。「915 D3 ドライバー」はヘッド体積が440ccと小ぶりで、操作性を備えた低スピンモデルだが、中級者でも使えるレベル。発売から10年弱が経っており、中古での流通数はかなり少ないが、程度の良いものがあれば即買いしたい。2モデルともに1万円前後からが相場だ。
他にも、カーボンコンポジットを大胆に取り入れ、キャロウェイにおけるパラダイムの原型とも言える「FT TOUR ドライバー」(2010年)や、松山英樹が13年のプロ入り前から使用し、16年の途中まで使い続けたダンロップの「スリクソン ZR-30 ドライバー」(2008年)なども名器として取り上げたいところだが、超レアとなってしまった。
今回取り上げたモデルは、現在でも通用するヘッド性能を有している。名器に興味があるのなら中古ショップやウェブサイトを定期的にチェックしてみるのはいかがだろう。(文・田島基晴)
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
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