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中井学のゴルフマネジメント

第4話 アプローチはイメージ力

転がすアプローチのイメージ

転がすイメージだと、どうなるでしょうか?上げるイメージと逆と考えれば良いんです。フェースを立てた形でインパクトしたいので、スタンスはクローズ気味に。ドロー回転で球足が伸びるので、ボールが低く出て、ランが多く出るようなイメージになりますよね。

ボールは結構、転がると考え、テークバックは写真のような感じで、とてもコンパクトになります。当然、前後の振り幅を変えたりはしないので、フォローも同じような振り幅でコンパクトになりますよね。

ちなみに、この打ち上げの場合では、グリーンに当たるボールの角度が浅くなるので、その分、さらに転がっていってしまう感じがします。転がすイメージのショットでは、どれだけ転がってしまうのかを読みづらい。この場合は、ボールを上げて狙う方が、私はイメージを出しやすい感じです。いかがでしょうか?

テークバックの違い

高く打つイメージ、低く転がすイメージ。この2つのテークバックを見比べて下さい。驚きませんか?狙う距離は同じなのに、こんなにもテークバックの大きさが変わってくるのです。「50ヤードだったらこのくらい」という、振り幅のイメージがあると思いますが、実は同じ距離でも、上げるのと転がすのとでは、振り幅にこれだけの差があるんです。面白いですよね。

自分の基準となる距離感があれば、上げるのと転がすので、どれだけの振り幅が適切なのかを感覚的に掴むことができます。距離感の掴み方については、第5話「距離感を高める"足し算"の発想」でご紹介したいと思います。

打ち下ろしの場合のイメトレ

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中井学

中井 学 プロフィール

1972(昭和47)年 大阪府豊中市生まれ。中学生でゴルフを始め、高校3年生時に日本ジュニア出場など活躍。92年に渡米し大学に通いながらゴルフの腕を磨く。現在はプロゴルフコーチとしてツアープロからアマチュアまで指導。

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