トラブルショットの“目”を盗め! 中井学編
2017/01/10
テーマは「林の中からのトラブルショット」
今回プロとアマの目線の違いを見ていくのは、林の中からのトラブルショット。ピンまで残り約150ydと直接狙える距離ではあるものの、ピン方向には何本もの木が立ちはだかり、アベレージゴルファーではとりあえず真横に出すしかないとあきらめざるを得ない。このような状況でプロはどのようなことを考え、どの部分に視線を送っているのか。
【アマ目線】 ピン方向は眼中になし!
アイトラッキングtobii Pro(トビー・プロ)グラス2で、プロとアマの目線を見ていこう。「グリーン方向にある右手前の木に直撃したらアウト。引っかけのミスを起こしたら大ケガ……もう狙うのは無理ですね」というアマ代表・黒田カントリークラブさん。ちらっとピン方向を見るものの、前方への選択は論外という判断に。真横のフェアウェイに出すことを選ぶが、結局突き抜けて右ラフへオーバーしてしまった。
【プロ目線】 狙う気満々!!
一方、中井プロの視線はグリーン方向への視線のみで、真横に出すという選択肢は考えていない様子。方向取りは、ピン方向へボールと目標を結ぶ縦のラインに終始し、立ったままだけでなく腰を落として下からも視線を送っている。地面スレスレを低く出すか、それとも上空の枝をすり抜けていくのか。検討した結果、張り出した枝の隙間をすり抜けるフックボールで、いとも簡単にグリーン方向へ運んだ。
“狙える力”をつけるために
コースは京葉カントリー倶楽部 18番、ピンまで残り150~160ydの左サイドにある林の中。「右に出すことを選んだ黒田さんの選択はとても賢明ですが、ここを楽に狙えるようになるために、目標取りの考え方やどのような意識で練習すべきか、またインテンショナルショットのコツについてお教えします」という中井プロ。詳しい解説は次のページで→
【アマ】黒田カントリークラブさん
1970年生まれ、熊本県出身。注目度急上昇中のゴルフ芸人。ゴルフ誌やイベントMCなどで活躍中。平均スコア90という腕前
【プロ(兼解説)】/中井 学
1972年生まれ、大阪府出身。ゴルフ誌でお馴染みの顔として人気レッスンプロとなる傍ら、昨年見事国内プロテストに合格
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