エピローグ 正しいフェースコントロールは正しいスイングにつながる
昔は把握しづらかったミスの原因
近年はデジタルカメラやスマートフォンなどの普及で、ご自分でスイング動画を撮影し、見る機会も増えたと思いますが、自分のスイングを分析・把握することはなかなか難しいものです。分析できないとなると、打ったボールの結果からミスの原因を予測するような、昔ながらのあいまいなまま練習を繰り返すことになるので、これでは効率のいい上達は望めません。しかし、現在はM-Tracerのような正確に自分のミスの原因を知ることができる器具があります。自分でミスをした時のスイング軌道やフェースの向き等、記録ができて何度も確認ができる。自分のミスの原因を自分で理解できるようになるので、これは上達の指針として積極的に活用するべきです。
すべてはグッドショットのために
ミスの原因を知り、克服することができれば、結果は必ず改善されます。残念ながら、今までやってきたことの延長線上に、望むような上達はないと思ってください。ミスを克服するためには、パソコンの古いソフトをアンインストールし、新しいソフトをインストールするような作業が必要です。今回12回に渡って皆さんにお伝えしたかったのは、オープンフェースというデスムーブをアンインストールし、正しいフェースコントロールという術をインストールするための方法や考え方です。これは単に形を真似たり、やみくもに打ち込むような練習とは全く次元の違うものです。当連載にお付き合いいただき、ありがとうございました。
またどこかで皆さんの上達のお手伝いができればと思っております。
- 永井 延宏(ながい のぶひろ)
- 1969年2月2日生。埼玉県出身。
「ホールインワン」「プロゴルファー猿」などのゴルフマンガの影響を受け、 10歳よりゴルフをはじめる。日本大学櫻丘高校ゴルフ部主将を務め、日本大学文理学部に進学。その後、練習場やゴルフ場に勤務しながら、多くのアマチュア競技大会に参加。 1994年には、ゴルフ留学のため渡米し、フロリダ、コロラド、カリフォルニアへ。フロリダ州オーランドを拠点に試合をしながら、ジム・マクリーンなどのアメリカ最先端のティーチング・ノウハウを学ぶ。帰国後、 レッスン活動をを開始し、2006年にはレッスン オブ ザ イヤーを受賞。
- 永井延宏プロフィール | DEEP IN GOLF ゴルフティーチングプロ 永井延宏 http://www.deepingolf.com/profile/
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー
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