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アイアンでまさかのアッパーブロー!?どうするオレ? レッスン最前線からLIVE中継

これからお届けするレッスンのやり取りは、感覚論とは無縁の科学目線の世界。最新技術を使ったいまどきのコーチたちのリアルなレッスンの一部始終をレポート。人の振り見て我が振り…直せます。

アイアンでトップやダフリが頻発する二瓶さん(ゴルフ歴7年/30代男性/平均スコア90台半ば)

二瓶直人さん(にへいなおと)は、平均スコア90台半ばというアベレージゴルファー。ベストスコアは83だが、アイアンがとにかく苦手。ドライバーも右へのミスが出がちでラウンド平均3、4発のOBを打ってスコアを崩すことが多いという。

スイング解析で見つけた悩みの原因

まずは問題を探るべく、井上真熙(いのうえまさき)コーチがヒアリングを行った。ドライバーのミスは概ね右方向へのスライス。右を嫌がって左のミスも出るという。アイアンのミスはプッシュ気味が多く、ダフリやトップも多発。これらの状況を踏まえ、実際に二瓶さんのスイングを見た井上コーチは、「強めのアウトサイドイン軌道」であることを指摘した。

「二瓶さんの場合、腕が外から下りてきてリリースのタイミングが早く、ハンドレート状態でインパクトを迎えています。そのためスイングの最下点がボールの手前にくるので、いわゆるすくい打ちな状態。データを取ったらおそらくアッパーブローで、ダフリ・トップが出やすいはずです。ではなぜ腕が外からくるのか、そこはトップでフェースが開いているのが問題の根っこにあると私は見ています」(井上コーチ)

そもそも二瓶さんのスイングは、フェースを開いて使う傾向が大きい。フェースが開いたままだと球がつかまらないので、それを補うべく無意識に腕を外から下ろして左に振っていたため、アウトサイドイン軌道になりやすかったのだ。改善点としてはまずはフェースが開くのを抑えること「フェースを閉じて使う動きを覚えなけければ、問題となるスイング軌道は直りません」と井上コーチは分析する。

まずはグリップをウィークからストロングへ

井上コーチは、フェースの開きを抑えるためグリップ修正からスタートした。「左手親指がグリップの真上に乗るようなウィークグリップでしたので、これだとスイング中にフェースが開きやすくなります。左手親指がグリップの右側に来るように、もっとストロングに握りましょう」(同コーチ)

二瓶さんは今までウィークグリップでフェースを開きながらクラブを上げていた。フェースが開いた状態でインパクトしたくないので、無意識に手首をほどいて、右手で強引に球をつかまえようとしていたのだ。グリップを変えたあとに意識したいのは、切り返し以降、左手の甲を地面に向けるようにクラブを下ろし、インパクトをハンドファーストで迎えること。左腕でクラブを引っぱり、手首の角度を作ったままボールをとらえるイメージが必要になる。

左腕でクラブを引っ張ったハンドファーストを意識するため、井上コーチはあるひとつの素振りを二瓶さんにやってもらうことにした。手首の角度をほどかずに手元を先行させたままフォローまで振っていく素振りだ。これなら自然とダウンブローのイメージが身に付いてくる(下の写真)。

ゴルフテックレッスン グリップの握り方に注意しながらアドレスする

グリップの握り方に注意しながらアドレスする

ゴルフテックレッスン バックスイングやトップでは、フェースの開きに注意をしながら行う

バックスイングやトップでは、フェースの開きに注意をしながら行う

ゴルフテックレッスン ダウンスイングでは、左腕でクラブを引っぱり手首をほどかずにボールをとらえるイメージで行う

ダウンスイングでは、左腕でクラブを引っぱり手首をほどかずにボールをとらえるイメージで行う

ゴルフテックレッスン インパクト以降も左腕を先行させた状態をキープする

インパクト以降も左腕を先行させた状態をキープする

ゴルフテックレッスン フォロースルーでも、クラブを返さず左腕が伸びたままの状態をキープする

フォロースルーでも、クラブを返さず左腕が伸びたままの状態をキープする

井上コーチは、素振りをスムーズに行うためのアドレスでの注意点を説明。「手元を先行させて振るには、手と体の間にある程度の間隔が必要です。二瓶さんは手元が少し体に近すぎるので、もう少し手と体の距離を取り、手元を遠くに放り出すように振る感覚を身につけましょう。手元のポジションは、アドレス時の肩から腕を真下に垂らした位置。最初はシャンクが出るかもしれませんが、慣れればスムーズに手元を先行させやすくなるはずです」(同コーチ)

これでスイング軌道がかなり改善されるので、薄いスライスが出るようになったら「左腕でクラブを引っぱる動き」が身についてきた証拠。「以後はフェースローテーションの意識を加えることでさらにつかまった球が打てるようになります」と井上コーチ。右手を使ってフェースを閉じる動きを身につけていくのが次のステップだ。

フェースを返す動きは、インパクト前後で右手のひらを下に向けて押し込むようなイメージです。しかしこれは、その前にやった左でクラブを引っぱり下ろせることが前提。『引っぱる動き』ができるようになってきたら、この右手のエッセンスを加えてみてください。左腕と右手の動きができるようになれば、ダフリ・トップは解消され、平均して80台で回れるようになるはずですよ」と井上コーチ。あとは練習あるのみだ。

レッスン後のスイング フェースの開きが少なくスムーズなフォローに変化

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井上 真熙(いのうえまさき) プロフィール

1998年6月4日生まれ、茨城県出身、ゴルフテック六本木所属。
10歳の時に、叔父の誘いでクラブを初めて握る。高校でゴルフ部に入り競技ゴルフの道へ。その過程でゴルフの楽しさを伝える仕事に就きたいと思い高校卒業後は、ゴルフの専門的な知識を学ぶため、東京ゴルフ専門学校へ入学。卒業と同時にゴルフテックへ入社し、レッスンコーチの道へ進み、現在に至る。

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