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健康的な食べ方のスキルを鍛える3つのポイント

毎日を健康的に過ごして理想のスタイルを維持するために、食生活のマネジメントはベーススキルとして必須になります。日々の食べ物の選択が、ライフスタイルはもちろん、ワークパフォーマンスにも大きな影響を及ぼします。今回は、私が推奨する食事法について3つのポイントをお伝えします。

腹八分目の徹底

『腹八分目に医者いらず』ということわざがあるほど、食べ過ぎは健康的に良くありません。昼食後に眠気を感じる原因は、食べ過ぎの原因にもなる早食いや、糖質の大量摂取による血糖値スパイク(血糖値が急上昇すること)と言われています。

午後に大切なプレゼンなどの仕事がある場合、昼食を少量にしてゆっくり食べる工夫をしてみるのも良いと思います。ゴルフについても、過去の連載で昼にバナナを食べると良いとお伝えしましたが、空腹感に負けて大盛りの白米や麺類を食べると、午後イチのプレーに若干の影響を与える可能性があります。

ベジファースト

次は、名前の通り最初に野菜を食べるベジファースト。まずは食物繊維を胃に入れることで、血糖値スパイクの抑制に効果的と言われています。

野菜がない場合は、肉類などのたんぱく質から食べるようにしましょう。白米や麺類などの糖質は最後にします。野菜を中心とした食生活はメタボ対策にも役立つので、お腹が出てきてスイングスピードやキレが落ちたという人は、動きやすい体を取り戻すためにも野菜中心の食生活が効果的です。

マインドフルイーティング

最後にマインドフルイーティングの実践です。過去の連載で雑念を取り払い自分の行動に意識を傾けるマインドフルネスを紹介しました。食事のときは食べることに集中して、箸を持つ手の動きや、舌で感じる味など、普段の何気ない動作や感覚を意識して観察します。

結果として早食いの防止に役立つほか、糖分や塩分を取り過ぎていた人が過剰な味に気づき、味覚が整うきっかけになることもあります。楽しい食事会などのときは必要ありませんが、体質を改善したい人や、食べ過ぎが気になる人にはぜひ試してもらいたいです。

すべて、いつでも始められる食事法です。これらから始めて、自分流のベストなスタイルを模索していくと、毎日の食事がもっと楽しく魅力的なものになります。(平井孝幸・健康経営アドバイザー)

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平井孝幸(ひらい・たかゆき) プロフィール

株式会社イブキ代表。東京大学医学部附属病院22世紀医療センター 研究員。15歳でゴルフを始め、3カ月で「75」で回る。慶應義塾大学卒業後、ゴルフ事業で起業。2011年にIT企業に入社。15年から働く人の健康×パフォーマンスアップサポートを開始。2021年、増田哲仁プロとウェルビーイングゴルフプログラム『TenSwing』を開始。近著に「仕事で成果を出し続ける人が最高のコンディションを毎日維持するためにしていること」

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