実戦で役立つロブ&スピン 兼岩美奈
高難度ミスショット「ポッコン」を打て!
「ポッコン」のメカニズムを学ぶ
「ポッコン」とは、クラブの軌道が浮いて、ボールを地球で例えたときの「北極」部分(最上部)にソールが当たることで起こるミスショットです。ボールの上をかすめるだけで、思ったように飛ばずに「ポッコン」と地面にワンバウンドしたような球筋になります。
1. ボールの「北極」部分に意識を集中
アドレスに入る際、ボールの「北極」部分への意識を高めます。通常はボールの下(南極部分)を目指してヘッドを入れるところを、ボールの頭を狙って打てるように、クラブを浮かしてセットするなどして集中していきます。
2. 意識を「フェース」ではなく「ソール」に
アドレスが決まった後は、フェースではなくソールへの意識を持ってスイングします。影に隠れているソールを意識することは非常に難易度の高いことですが、何度か素振りを行い芝の上を滑るソールを感じることで、意識を高めることができます。
3. ソールでボールの頭をなでる
ソールへの意識を持ったまま、ボールの頭をなでるように振っていきます。クラブのリーディングエッジ(フェース下の刃部分)にボールが当たらずに、ソールのみをボールの頭に当てるという、ものすごく高度な技術を要します。
4. 体重移動を抑えれば、ポッコンは出ない
高度な技術を要するポッコンアプローチは、逆に出さないように打つのは簡単です。ただ、絶対に出さないように打つには、無駄な体重移動をせずアドレス時の(右利きの場合)左足体重をキープしながら打てばポッコンは出ません。体の軸が左右にブレずにアプローチできるように練習しましょう。
(次回は、「バンカーでのザックリ」をレッスン!)
取材協力/サザンヤードカントリークラブ
解説/吉本 巧(ヨシモト・タクミ)
1980年生まれ、兵庫県神戸市出身。1998年世界ジュニアマスターズにて日本代表として出場し4位入賞。プロゴルファー転向後、米国ミニツアー通算3勝。現プロゴルフコーチとして「銀座ゴルフアカデミー」を主宰。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー
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