Lesson.42 セカンドショットの考え方
まずはグリーン周りの状況を確認
セカンドショットなど、グリーンを狙うアイアンショットでまず気をつけなければならないことが、グリーン周りの状況確認です。今回のシチュエーションでは、右手前にバンカーがあり、左サイドはサブグリーン、奥にはOBゾーンがあります。それに加えて、ピン位置がどこにあるかも重要。グリーンに乗せることだけを考えるのではなく、ミスして外したときに、次のアプローチの寄せやすい場所を頭に入れておきましょう。
左奥に意外とミスしやすい理由
今回のシチュエーションは右手前にバンカーで左手前に花道があります。残り距離は150ヤードくらい。ここで注意してもらいたいのが、左へ飛ぶ球は距離が出すぎることがあるということです。右手前のバンカーを避けて、左側の花道を狙う。この考え方自体は間違っていませんが、左に飛ぶ球は、しっかりつかまっている状態なので、極端に言えば、飛びすぎて、奥のOBゾーンまで転がってしまう可能性があるので注意してください。
番手選びのコツ
ピンまでの残り距離が150ヤードのときは、ほとんどの皆さんがピンまでのクラブを選択すると思います。ところが前述したように、左に飛んでしまったボールは飛距離が出やすいので、左奥に外れる可能性がある。ということは今回のように左手前に花道がある場合は、ピンまでではなくエッジまでの番手を選ぶべきなのです。逆に右側が花道だった場合も、エッジまでの番手を選び、つかまり過ぎてもグリーンに乗るという保険をかけた番手選びを心がけて下さい。
ハザードの位置の仕組み
セカンドショットに限らず、例えばパー3でグリーンを狙うときなどにも覚えておいて欲しいのが、グリーン回りのハザードの位置です。今回のように右手前にバンカーがある場合は、対角線の左奥にもハザードがあるケースが多くあります。理由は、右手前のバンカーを嫌がって、ボールをつかまえにいってしまったときにも左奥でハザードにつかまるという仕掛けがされているからです。もうひとつのポイントは、右奥にハザードがある場合、右へのミスで飛びすぎることはほぼ無いので、気にするハザードではないということも覚えておくといいでしょう。
【動画】Lesson.42 セカンドショットの考え方
セカンドショットは、ミスしても寄せやすいマネージメントをしましょう!