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プラスワン

<プラス1>「肘の痛み」を和らげたい!セルフケア方法

肘は日常生活でもよく動かす部分です。ゴルフやラケット競技、ボールを投げるスポーツなどで肘を痛めてしまう方が多くいます。なかでもゴルフによる肘の痛みは、グリップの過剰な力みや、悪いスイングフォームによる繰り返しの負荷で、腱や筋肉の付着部で炎症が生じて痛みとなります。

ゴルフによる肘の痛みは慢性的な症状によるものがほとんどです。これ以上悪化させない、負担を減らすストレッチを紹介します。

プレー前後のストレッチ方法

ゴルフで痛みの生じやすい肘の内側は、手首を曲げたり、腕を捻るための筋肉が集まっています。ラウンド前後やプレー中にも行いましょう。

肘や腕の内側ストレッチ

1.肘をまっすぐに伸ばして、手のひらを上に向けます。
2.反対の手で、指を下に引っ張ります。
3.腕の内側がストレッチされます。20~30秒間、行いましょう。

肘や腕の外側ストレッチ

1.肘をまっすぐに伸ばして、手のひらを下に向けます。
2.反対の手で、指を下に引っ張ります。
3.先ほどのストレッチとは反対の、腕の外側がストレッチされます。20~30秒間、行いましょう。

もし痛みが出てしまった場合は、プレー後にアイシングをお勧めします。アイシングに使うのは氷のう、または氷をビニール袋に入れてタオルで包んだものでも構いません。アイシングをする場所は、痛みを感じたところを中心に。1時間ごとに15~20分間ずつ、1日3回を目安に行いましょう。

ゴルフで肘を痛めてしまうのは、肘のみが原因ではありません。グリップの握り方や、肩、肩甲骨の可動域、体幹や下半身の安定性などに根本的な原因があることが考えられます。治療においては肘のみではなく、根本的な改善をするために肩甲骨や体幹の動きの改善を行います。

次回は肘を痛めないためのエクササイズとトレーニング方法をご紹介します!

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齋木 拓(さいき・たく) プロフィール

鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

スポーツ整形外科、会員制スパ&フィットネスクラブ等で治療や運動指導の経験を積む。アスリートからスポーツ愛好家まで、幅広い年齢層への治療やリハビリテーションを通じて、日常生活やスポーツ競技への復帰をサポートしている。 痛みや不調に合わせ「より効率的な身体の使い方」ができるよう、治療とエクササイズを組み合わせた、総合的なコンディショニングを得意とする。現在は治療活動の傍ら、IT企業で従業員のパフォーマンスアップのためエクササイズ・トレーニング指導を行っている。https://carecle.com/detail/201 クリニックオフィシャルサイト:http://www.loople.jp/

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