ゴルフの後は、仲間と一緒においしい食事を楽しみたいもの。どうせなら潤い肌を作るために必要な栄養成分を含んだメニューを意識的に取り入れてみましょう。

乾燥に負けない肌を作るおすすめメニュー

食事を楽しみながら肌に必要な栄養も取り入れましょう（イラスト：丸山裕子）

その1）ウナギのかば焼き
ウナギには、ビタミンAが豊富に含まれています。ビタミンAには“NMF”という天然の保湿成分の生成をうながし、潤いのある肌を保つ役割があります。レバーやかぼちゃ、にんじんなども、ビタミンAが豊富な食材です。

その2）牛すじ煮込み
牛すじにはコラーゲンがたっぷり！たくさんの紫外線を浴びた肌はコラーゲンの分解が進み、弾力を失ってシワやたるみなどの老化につながります。ほかにも鶏皮や手羽元、豚足などにコラーゲンは多く含まれています。

その3）コラーゲン鍋
鶏の手羽元や手羽先、牛テールなどを具材にした「コラーゲン鍋」を提供しているお店は多く、スキンケアが気になる方に人気です。コラーゲンはもちろん、細胞の原料となるタンパク質もしっかり摂れるので、肌の健康にもってこいのメニューです。

サプリメントで肌に必要な栄養を補う

食べ物だけで完璧に栄養成分を補おうとすると、意外と大変です。そんなときはサプリメントもうまく活用してみましょう。

まず、ゴルファーが取り入れると良いのが「飲む日焼け止め」。体内の血行を促進して肌の代謝を高め、紫外線の浸透を防ぐ作用があります。肌の外側の日焼け止めが十分ではなかったときに便利ですよ。

さらに肌の保湿のためには、ビタミンCのサプリメントもおすすめです。ビタミンCはコラーゲンの生成に必要な成分で、肌の弾力に欠かせないほか、シミ対策にも効果的。野菜や果物に多く含まれていますが、熱に弱いので、自分で思っているよりも摂取できていないことも。サプリメントで補いましょう。

自分でのケアが難しい場合は、クリニックも活用

ひどい乾燥肌に悩んだときの対処法です。自分でケアするだけでは治らず、乾燥が進んでしまう場合には、皮膚科や美容皮膚科などのクリニックを頼ってください。

処方する薬は炎症の度合いによって異なります。赤みや痛み、かゆみがひどい場合はステロイドを処方しますが、副作用が多いので長期の利用はできません。一時的な処置をしながら、ケアや生活習慣を指導することで、少しずつ治していきます。

軽めの乾燥肌には、男女を問わず、プラセンタエキスの点滴や注射をすすめることも。アミノ酸やヒアルロン酸、コラーゲン、ビタミンなどから抽出したプラセンタエキスは、肌の代謝を活性化し、コラーゲンの生成を助ける働きがあります。乾燥肌以外にも、シワやくすみ、アトピー性皮膚炎、花粉症、冷え性、生理痛など、さまざまな症状をやわらげる効果が期待できます。

これから過ごしやすい季節となりますが、紫外線による肌の乾燥にはくれぐれも気をつけて！ 肌ケアをしながら、快適なゴルフ生活をお過ごしください。