足首の違和感...（提供：写真AC、クリエーター：FineGraphicsさん）

足をひねってじん帯の損傷や骨折を経験すると、足首が不安定になったり、痛みを感じやすくなることがあります。

思い当たる方の中には、スイングやラウンド中に違和感を覚え、満足にプレーができなくなった経験をした方もいるでしょう。体が痛みを覚えているだけに再発は不安です。

今回は捻挫などの症状再発や予防に役立つ、足首を固定するテーピング法をご紹介します。1人でも簡単に貼れる方法です。

足首の役割

地面と接する足と体とをつなぐ足首（足関節）は、体を支える土台部分のキーパーツ。立った状態や歩行・運動動作の中で常に負担がかかっています。

屈伸運動だけでなく多方向へ動く構造をしており、足首の安定は主にじん帯に依存しています。そのため、じん帯の損傷や骨折の経験があると、足首がぐらつきやすくなります。

貼り方

椅子（台など）につま先を乗せて足首を直角の状態にします。

くるぶしから指4本程度の位置です（提供：ケアくる）

今回は幅50mmのキネシオテープを使用し、くるぶしから指4本程度の位置を目安に貼っていきます。

まずは足首のぐらつきを安定させます（スターアップ）。

1：内くるぶしからかかとを通り、外くるぶしまでの長さにカットしたテープを2本用意します。

2：テープの中心がかかとにくるように、テープの両端を同時に引っ張りながら貼ります。

※内くるぶしと外くるぶしの真上を通すようにしましょう。

同時に引っ張って（提供：ケアくる）

3：2本目はテープの幅1/3ほどつま先側にずらし、1本目と同じように貼りつけます。

※この時、テープの端は両くるぶしを覆います。

くるぶしの“真上”がポイント（提供：ケアくる）

つぎに足首を前方から固定することで、より安定性を良くします（フィギアエイト）。

4：土踏まずと足首を八の字で巻くことができるくらいの長さにカットしたテープを1本用意します。

5：土踏まずのアーチの頂点がテープの中心になるようにし、内側のテープ端は外くるぶしの上部を通るように貼って固定します。

※アキレス腱部はテープを引っ張らずに貼ります。

アキレス腱部は引っ張らずに！（提供：ケアくる）

6：外側のテープ端は内くるぶしの上部を通るように貼りつけます。

テープを交差させよう（提供：ケアくる）

※それぞれのテープが交差するイメージです。

完成！！（提供：ケアくる）

症状に合わせて、テープを引っ張る強さを調整しましょう。痛みが強い場合は専門医に相談の上、有効に活用してください。

（協力／ケアくる）