女子プロレスキュー!

パッティングが劇的にうまくなる練習法 山田彩歩

2022/02/09 05:00

「効率のいいパッティング練習」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーJさんの悩み】
「3パットが多くてスコアが伸びません。パッティングを安定させるためには、どのような練習をすれば良いですか?」

山田彩歩のレスキュー回答】
ストロークを安定させるには、いつも決まった力感で、常に同じ意識と動きで行うことが重要です。特に緊張するほど利き手に力が入りやすく、ミスパットの原因になることが多いです。そこで今回は、意識しなくても利き手と逆の手が自然と主導するようになる練習法をご紹介します。

1. 利き手とは逆の手で打つ練習法

距離は1~2mのショートパット想定でOK

練習メニューは、利き手とは逆の手のみでボールを転がすドリルです。私は右手が利き手なので、左手のみでクラブを握り、右手は左手首に軽くそえるだけ。この状態でいつものようにパッティングを行い、狙ったラインに打ち出せるまで繰り返します。

2. ヘッドを低く保つ

腕や手ではなくヘッドの位置を把握するという点が山田流

片手ドリルの際に注目しているのは、ヘッドの上下軌道です。急激に上がったり下がったりしていては、ミート率は上がりません。特にフォローでは、ヘッドを低く出すように保つことで、前傾が起きにくくなり、パターの芯でとらえやすくなります。

3. 背筋を意識する

背筋を伸ばして張りを持たせるような感覚

意識するポイントは背筋です。手先よりも、大きな筋肉に集中することで再現性が高まります。背筋以外の体の部位は全て脱力させ、無駄な力感をなくします。常に安定した動きができるように、意識を背中にもっていきましょう♪

【今回のまとめ】意識が体の前にあってはダメ

左手で主導するものの意識は背筋

利き手は絶対に意識しない。
・ヘッドを低く保つ。
背筋を意識する。

取材協力/鶴舞カントリー倶楽部

■ 山田彩歩(やまだ・さほ) プロフィール

1998年11月18日生まれ、北海道出身。同郷である小祝さくらと同じ黄金世代。2015、16年「北海道高等学校ゴルフ選手権」団体優勝。14、15年「国民体育大会」北海道代表に選出。同期に追いつくため、必死に挑んだ20年度のプロテストに見事合格。ゴールはプロの資格ではなく、ツアーの第一線で戦うことと目標を定めるホープ。優れたコースマネジメント力が持ち味。

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