“北風ピューピュー”でもスイングが崩れない人の共通点とは 加藤沙弥
「アゲンストが苦手な人」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーJさんの悩み】
「冬の強風下でのゴルフ、特にアゲンストでのティショットが苦手で、スコアは大崩れ…。過酷な状況でもスコアをまとめるには、どのような点に注意すれば良いですか?」
【加藤沙弥のレスキュー回答】
冬のラウンドでは、強風が大きく立ちはだかり、過酷な状況でラウンドを強いられるケースは少なくありません。そんな難しい日のプレーでも、ベストを尽くせる人とそうでない人の違いは何なのか? 今回は強風下でのラウンドの心得と注意点をお伝えします。
1. 毎ショット低弾道を徹底する
風の影響を小さくするためには、低い弾道が必須です。ティショットは通常時よりボール4分の1個分低くセットし、ボール位置は右足寄りに。意識せずともロフトが立ちながらボールをとらえることで、スピン量が減り、強い球筋を得られます。
2. 速まるリズムに注意する
スイングは大振りせず、コンパクトに振る意識を持ちます。アイアンの場合は、クラブを1~2番手上げます。アゲンストではリズムが速まり、バックスイングが浅くなるミスが生じやすいため、切り返しまでゆったり動かしましょう。
3. 低弾道ショットに慣れておく
強風でもスイングが崩れない人の共通点は、テンポが一定であること。弾道やスイングをイメージすることも重要ですが、ショット前にあれこれ考え過ぎるのは禁物。練習時から低弾道を打つメニューを取り入れ、動きを乱さないよう準備しましょう。
【今回のまとめ】ピューピューな日ほどゆ~ったり♪
・毎ショット低弾道を徹底する。
・速まるリズムに注意する。
・低弾道ショットに慣れておく。
取材協力/紀伊高原ゴルフ倶楽部

加藤沙弥(かとう・さや) プロフィール
1997年7月5日生まれ、大阪府出身。10歳からゴルフを始め、ゴルフの強豪校・大阪桐蔭高校へ進み腕を磨く。卒業後の現在はプロテスト合格を目指し奮闘中。今年から金愛淑プロに師事し、スイングを大きく改造中。休日は劇場に足を運ぶほどのお笑い好きで、アインシュタインとかまいたちのファン。