100yd圏内の“ビトウィーン”は PW?AW?それともSW? 中途半端な距離の攻略法/中澤瑠来
100yd圏内のショットで悩みやすい“ビトウィーン”の距離。PWとAW、AWとSWの間で「上の番手で軽めに打つか」「下の番手でしっかり打つか」と迷う場面は多い。そこで今回は、昨年「日本女子アマ」を制した若手実力派・中澤瑠来プロに、どちらが正解か、そして攻略のカギとなる考え方を聞いた。
「中途半端な距離のアプローチショット」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーGさんの悩み】
「ロフト角52度でフルショットすると大きいけれど、58度では届かない……。そんな中途半端な距離のアプローチでは、どちらを選択するべきでしょうか?」
【中澤瑠来のレスキュー回答】
私の場合、3本のウェッジ(ロフト角48度、54度、58度)を使い分けていますが、それでも番手間の中途半端な距離を打つ場面は、実戦で何度もあります。アイアンの番手選びにも通じるテーマですが、特に100yd圏内では、わずかな縦距離のズレがスコアに大きく影響します。もちろん、ライやコース状況によって最適な選択は変わるため、一概には言えないところも多いですが、さまざまな距離に対応するためには、基準となる選択・打ち方を決めておくことが大切だと考えます。
1. ロフト角が立った番手で距離を落とす
結論から言いますと、58度のフルショットで届かない距離なら54度、54度のフルショットで届かない距離なら48度と、ロフトが立っているウェッジを選んで距離を落とすように調整します。「スイングが緩む」と悩む方もいるかもしれませんが、届かないクラブで無理に強く打とうとすると、力みにつながりやすく、ダフリやトップを引き起こすからです。フルショット時の距離を基準に、そこから調整して落とすほうがスイングの再現性が高く、ミスを最小限に抑えられます。
2. スタンス幅×振り幅×グリップの長さ
では次に、どのように距離を落とせばいいのか。手段は3つ。1つはスタンス幅を狭めること。
2つ目は、振り幅を腰から腰or肩から肩といった具合に抑えること。3つ目が、指2~3本分ほど短く握ることです。
どれか1つに絞ってもいいですし、この中から2つ選んでも、3つを組み合わせてもOK。それぞれフルショットから何ヤード落ちるのか、事前に頭に入れておくことが重要です。
3. 短く握ったときは起き上がりに注意!
最後に注意ポイントですが、クラブを短く握った場合、上体の起き上がりのミスが出やすいので注意が必要です。フルショット時の立ち位置よりもボールとの距離が遠くなるため、しっかり距離を縮め、必要以上に体を動かしすぎないこと。ショット直後、打ち出したボールを目で追わない。アドレス時の胸と手の距離を変えないなど、当たりまえのポイントではありますが、より注意を払って臨んでください。
【今回のまとめ】SW→AW→PW ロフト角が立った番手を選ぶ!
・ロフト角が立った番手で距離を落とす
・スタンス幅×振り幅×グリップの長さ
・短く握ったときは起き上がりに注意!
取材協力/武蔵丘ゴルフコース