「どうしたらそんなに飛ばせるの?」ルーキーNo.1パワーヒッターが教える飛距離アップの秘訣/木村円
平均270ydを超えるルーキーNo.1の飛ばし屋が登場!
昨年プロテストに合格した木村円(きむら・まどか)プロが、アベレージゴルファーの悩みに答える本企画に登場。身長173cmの長身から繰り出す、平均270yd超えのドライバーショットは圧巻だ。飛ばしのレッスンはもちろん、試行錯誤を重ねて磨き上げたアイアンショットやショートゲームの技術にも注目。自身も悩みながら身につけてきたからこそ、そのアドバイスには確かな説得力がある。
「飛ばしを諦めた人」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーYさんの悩み】
「もともと飛距離には自信がないのですが、最近は他の同伴者と比べて20~30ydおいていかれる始末…。年齢も70代に差し掛かり、もはや飛距離を伸ばすことは限界と諦めています。が、欲を言えば、もう少しだけ飛ばしたい。そんな人におすすめな練習法はありますか?」
【木村円のレスキュー回答】
飛ばしには多くのポイントがありますが、もう少し自身のポテンシャルを引き出して飛距離を伸ばすには、ヘッドスピードを上げることが求められます。大きくスイングを崩すことなく、ベースとなるスピードを上げる。現状より1ydでも遠くへ飛ばすためには、日ごろの反復練習が欠かせません。逆を言えば、どんな年齢やスキルでも、練習を重ねることでスピードアップは可能だと考えています。
1. 120%の力で5球打ってみる
ヘッドスピードを上げるには、自分が潜在的に有している最大スピードを引き出すことが重要です。練習時に自分が思う“120%”のパワーでボールを打つ。結果的に、球筋が左右に曲がっても構いません。とにかくこれ以上は振り切れないというところまで、自身のリミッターを振り切る。そんな全力スイングを5回、その後100%に落としたスイングを1回。6球を1セットとし、3セット(全18球)を行ってください。
2. お尻の高さを意識する
120%のスイングを行うことで、嫌でも腹筋や背筋を使って、クラブを振り切れるようになります。このメニューに慣れたら、次に、お尻の高さを意識してください。アドレス時には骨盤を立ててお尻を高く突き出しますが、その高さをできるだけフィニッシュまで維持する。(体の)左右の軸や頭の位置を維持しようと思っても、フルスイングではなかなか難しいもの。それに比べてお尻の位置は意識しやすく、アドレスの体勢を再現するのに適しているため、大きく崩れるミスを防ぐことができます。
3. 腰の高さで軌道をチェック
出球を安定させるには、テークバックの動きが最も大切です。私は、シャフトが曲線形状になっている練習器具を使い、クラブがオンプレーンに乗っているかをチェックしています。プレーンから外れると遠心力によって違和感を覚える器具なので、スイング軌道のズレを確認しやすい。私自身は、手先を使ってクラブをインサイドに引っ張り込むクセを持っているので、ハーフウェイバック(シャフトが地面と平行の時点)で、手元より球体(ヘッドの目安)が外側にあるように意識しています。そうすると、ダウンスイングでアウトからクラブが下りてくるミスを補正し、飛距離ダウンのもとになるスライス気味のこすれ球を修正できます。
【今回のまとめ】飛距離アップ、諦めないで!
・120%の力で5球打ってみる。
・お尻の高さを意識する。
・曲線形状の練習器具を使用する。
取材協力/湘南カントリークラブ(神奈川県)
木村円(きむら・まどか) プロフィール
1999年生まれ、茨城県出身。日本体育大学ゴルフ部ではキャプテンを務め、河本結とは同期で親交も深く、トーナメントではキャディとしてバッグを担いだ経験もある。2025年にプロテストに合格。173cmの長身から繰り出す平均270ydのドライバーショットが持ち味。K-POP好きで、楽曲のダンスを完コピして披露することもしばしば。