女子プロレスキュー!

もう悩まない! プロ流ライン読み 山村彩恵

2016/02/10 09:00

1メートル内は「カップ縁」まで!

入れる意識を強く持つことにつながる

1メール以内のショートパットでは、狙い目をカップ以外の箇所に置くことはしません。余程の極端な傾斜でない限り、狙いがカップ口をハズれることはないからです。どちらかに切れると思っても、狙いはカップの縁。万が一曲がらなくてもコロンとカップインするギリギリのライン取りをしています。

厚く読めばショートしやすく、薄く読めばオーバーしやすい!

強めのタッチが合う人は、曲がり幅は少なめでOK

また、ボールの転がるスピードがイメージできてこそ、曲がり幅を想像することができます。ですが、頭に入れておきたいのが、ラインを厚く読めばショートしやすく、薄く読めばオーバーしやすいということ。同じ強さで打っても、ライン取り次第で結果は大きく変わります。単純に「ショートしたから次は強く打とう」と思うのではなく、どのようなラインに外してショートしたのかを考え、次のパットに活かすことが重要なのです。

「足の裏」から情報を得る!

パットに入る前のルーティンにしても良いかも…

足裏の感覚を研ぎ澄まし、傾斜を判断することも取り入れみてください。手順としては、グリーン上で両足を揃えて直立し、その場で目を閉じます。左右の足裏やツマ先とカカトでどちらが高くなっているか、また、前後左右で重心が動かされていないかを感じ、体で傾斜を感じ取ります。

視覚だけでは、プロでもミスする!

足裏の神経は繊細なので情報量が多い!

意外と見た目の印象だけで判断したラインが間違ってしまうことは、プロでも多いです。ですから一度視界の情報をシャットアウトし、感覚だけで読み取ることも頭に入れておいてください。

山村彩恵(やまむら・さえ)
1992年6月29日生まれ。福岡県福岡市出身。9歳でゴルフをはじめ、ゴルフの強豪校、沖学園へ進学。卒業後の2012年にプロテストに合格、クォリファイングトーナメントも通過しツアー参戦を果たした。’14年の「グアム知事杯」でプロ初優勝。’16年はステップ・アップ・ツアーを主戦場にレギュラーツアーを目指す

撮影ホール/
センチュリー・シガ・ゴルフクラブ
9H Par5(Reg.491y、Back.502y)
左ドッグレッグでグリーンまで打ち上げのロングホール。セカンド地点からサード地点まで11メートルの上り、サード地点からグリーンまで6メートルの上り。2~3打目のショットではやや長めの距離感が必要

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