サイエンスフィット レッスン

「当てる」よりも「加速させる」基本から覚えよう

2022/10/28 14:00

胸の回転を使ってクラブを加速させる感覚をつかもう

左肩がボールの右側を向くようにテークバック

テークバックの体重移動に関しては、レベルや症状に応じて、さまざまな改善方法があります。初心者の方は、まず左肩がボールの右側に向くようなイメージでテークバックしてください。とにかくテークバックで上体をしっかりと回しておくことが肝心。頭を動かさないようにしてしまうと、肩を深く回せないことが実感できるはずです。頭は一切気にせず、胸をしっかりと回すことに集中してください。

フィニッシュは必ず右足つま先立ち

テークバックで胸をしっかりと回したら、フィニッシュで右足がつま先立ちになるまで、一気に体をターンしましょう。ボールにしっかり当てたい気持ちは二の次です。そのまま、フィニッシュでつま先立ちを3秒間キープすることを、必ず守ってください。どんなに当たりが悪くても、ミスショットをしても、この体のターンの原則だけは守ること。この体の使い方ができた後に、球をとらえられるポジションを調整していくという順番です。

球に当てようとせず地面のシールを剥がすイメージで振る

この原則を守れるようになったら、段階を踏みながら実際にボールを打ってみましょう。初心者の場合、地面にシールを貼って、それを剥がす練習をします。次は、ボールの下にシールがあるイメージでスイングします。ボールがあっても当てようとせず、常にシールを剥がすイメージで体の回転の原則をしっかりと守ることが鉄則です。ヘッドスピードを上げたい方は、その原則の中で、腕の振りではなく体のターンを速くすることに取り組んでみてください。

体のターンを速くするポイントは、イメージとしては、左肩から垂らした紐をビュンと鳴らす感覚です。決して、腕の振りを速くするのではなく、胸の回転を速めるのです。

では、今回のレッスンを動画でおさらいしましょう。

1 2