サイエンスフィット レッスン

プロとアマ、決定的なインパクトイメージの違い

2017/10/12 17:00

ハーフダウンの手元アウトとフォローの体の開きが問題!

まず、プロとの明らかな違いは、ハーフダウンでの手元とクラブヘッドの位置関係です。後方から見ると、小平智プロ(写真右)はハーフダウンで手元が体に引き付けられ、手元がインでヘッドがアウトという動きになっています。一方、平久井さんの場合は、手元がアウトで、ヘッドがイン。手元アウト&ヘッドインです。平久井さんに限らず、ほとんどの上級者がこのようなイメージに陥っているのです。

このような悪い動きがあっても、ショットに致命的な乱れを生じないのは、フェースを上手く戻せているからです。手元アウト&ヘッドインの人は、手元を意識的に返したり、体を開くことで、アジャストします。平久井さんの場合は、体の開きによって、上手く戻しているのです。その結果、プロよりもインパクトでものすごく体が開いています。これは、本来すべきではない余計な動きなので、安定したインパクトが困難になります。身体能力のあまり高くない、多くのアマチュアゴルファーは、手元の返し具合や体の開き具合を安定させることが極めて困難になるので、ショットはもっともっと不安定になります。

手元アウト&ヘッドインの弊害≫
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