アプローチのイメージを覆そう【前編】
2017/12/07 11:30
アプローチの誤ったイメージとは?
距離が短いほど、球をまっすぐ運ぼうとする意識が強くなります。そんな意識で振ると、フェース面を返さないようキープして、飛球線方向にまっすぐ出そうとします。ところが、まっすぐ打ち出そうとするほど、回旋した左腕は戻りにくくなります。右手首の角度をキープするというのも、誤ったイメージになりやすいものです。確かに右手の角度はキープするのは正しいですが、左手の回旋に伴って、右手も自然に回旋させるべきところを、右手の平をターゲット方向に向け続けるイメージでは、腕が回旋できなくなってしまうのです。
逆にフェースを意識的に返そうとするイメージを持つのも、ほとんどの方には、理想的なインパクトと大きなズレを生む結果になります。当たる直前に、フェースを返すようなイメージでは、左腕の回旋をうまく戻すことができません。左手首が甲側に折れて、すくい上げるスイングになってしまいます。頭で想像するようなイメージで振ると、なかなか上手くいかないものなのです。