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オープンスタンスでフックを直す

オープンスタンスでフックを直す

中井学です。今回はフックを直す斬新な練習法ですが、効果テキメンです。では早速参りましょう。

ステップ【1】アドレス

まずは普段どおりにアドレスを取ってください。

ステップ【2】左足を1足分引く

通常のアドレスから左足を1足分、後方(背中側)へ引いてください。

ステップ【3】スイングする

そして振り切るまでしっかりスイングしてください。飛球線後方から見るとヘンな格好に見えますが、これがこのドリルの正しいフィニッシュの形になります。

確認【1】フィニッシュでおじぎ

フィニッシュでのポイントは、振り切った後に頭がおじぎしている状態でいることです。練習なので球の行方は追わなくても結構です。

確認【2】右ひざが左ひざに吸い付く

そして第二のポイントは、スイング中に右ひざが左ひざに擦り寄るように近づいていくことです。

フックが出る人は下半身の動きが止まって手だけが先行しています。これを助長するのが両ひざが閉じないまま踏ん張る動きです。捻転差を出そうとして下半身を踏ん張りすぎてしまう方に多いようです。

悪い例【1】体が起き上がる

このドリルでの悪い例として、スイング中に体が起き上がってしまうことです。この写真はちょっと大げさですが、前傾姿勢をしっかり取っていれば簡単に起き上がることはありません。

つまり、しっかり前傾姿勢を取るのが大事だということです。

悪い例【2】右ひざが前に出る

下半身を踏ん張りすぎる方に多いのが、右ひざが前に出てしまう動きです。こうなると体も起き上がるし、スイングのタイミングも合わないし、全てのミスショットの原因になります。

撮影協力:FAVOR GATE

中井 学 プロフィール

1972(昭和47)年 大阪府豊中市生まれ。中学生でゴルフを始め、高校3年生時に日本ジュニア出場など活躍。92年に渡米し大学に通いながらゴルフの腕を磨く。現在はプロゴルフコーチとしてツアープロからアマチュアまで指導。

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