畳一畳でできる!おウチでエコ練 第五弾「ラウンド前日と当日のセッティング」
1.初めて訪れるコースは、ウェブで情報収集
ラウンド前日になると、ゴルファーの心はワクワクドキドキするもの。私だってプロになってからも、やはり皆さんと同じようにラウンド前夜はコーフン気味です(笑)。
さて、皆さんはラウンド前日に何か準備をしていますか? よくラウンドしているコースなら勝手知ったるものですが、初めて訪れるコースの場合には、それなりの準備が必要です。まずやっておきたいのは、インターネットを使った情報収集です。ウェブで検索すれば、コースレイアウトやヤーテージ、天気や風の強さを簡単に調べることできます。
2.パー3のヤーテージは、特にチェック!
プロゴルファーの多くは、ラウンドするゴルフ場のコース状況に合わせてクラブのセッティングを変えています。例えば、フェアウェイが狭いコースや風が強い場合は、ボールを低く打ち出してラインを出しやすいロングアイアンをバッグに入れます。また、グリーンが硬くて速く、球の高さを出したい場合はユーティリティやショートウッドを使用するのです。もちろんこれは、アマチュアゴルファーにも有効な手段です。
ウェブで情報収集する際に、特に皆さんにチェックしてほしいのがパー3のヤーテージです。距離の長いパー3がある場合は、ロングアイアン、ユーティリティ、ショートウッドと、使えるクラブの選択肢が豊富。ギア好きのゴルファーなら、同じ飛距離を出せるクラブを何種類か持っていると思います。ぜひそれを活用してください。
3.ティショット専用のスプーンも有効
アマチュアゴルファーの場合は、ドライバーショットを曲げてスコアを乱しがちです。もしフェアウェイが狭いコースに行くなら、飛距離の出るスプーンをセッティングしてもいいでしょう。ロフト13度のスプーンは地面から打つのは難しいクラブですが、ティアップすればドライバーよりもミスが少なく打てます。ランの出づらい雨の日にも、ドライバーよりもキャリーを出しやすいスプーンが有効になるでしょう。
4.ラウンド当日は、自分のセッティングも忘れずに
ラウンド前日の準備は完璧だったのに、ゴルフ場に到着するのが遅れてスタート時間にギリギリなんてこともありますよね。素振りもろくにせずにスタートすると、スコアがまとまらないだけでなく、ラウンド中の思わぬ怪我にもつながります。練習場でゆっくり準備する時間がない場合でも、ストレッチだけは必ずしておきましょう。ラウンド当日には、自分に対するセッティングが大事なのです。
最後に、動画で簡単なストレッチ方法を紹介します。ポイントは、「首」の付く部分を伸ばすこと。ぜひ、やってみてくださいね。
関 雅史(せき・まさし、通称:QP関) プロフィール
1974年生まれ。研修生、ツアーキャディなどの経験を経て、2005年にPGAインストラクター資格を取得。2008年にティーチングプロ選手権で3位タイ、ドラコン大会にて382ヤードの記録を持つ。自身が店長を務める「ゴルフフィールズ」では、ギアとスイングの両面を加味して行うレッスンに定評があり、WEB、ゴルフ雑誌でも活躍中。また、独特のキャラを生かしたブログ「QP ゴルフブログ」のファンも多い。
「ゴルフフィールズ」URL:http://www.golf-fields.com/
「QP ゴルフブログ」URL:http://ameblo.jp/qplife/
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