運転中の横顔にオーラを
FASHION
2010/09/06
ロブショットというと、上級者向けの難しいショットのように聞こえるかも知れませんが、実はそれほど繊細なショットではないんです。ハザードを越えてアプローチしたいときなどに、高く打ち上げて、真上からドスンと落とすことで止めるのですが、狙いは結構アバウト。距離感はハザードを越え、奥にこぼさなければOKという程度です。
ある程度ボールが芝の上に浮いていて、ロフトを寝かせたフェースが滑り込むスペースがあることが、ロブショットを打てる条件になります。ラフに深く潜っていたり、ボールが浮いていないときは、あまりオススメできません。
転がしたいときは、グリップを短く持って、ボールは右足寄りで、完全に左足体重でした。一方、ロブショットはこの真逆になります。アドレスで上げる体勢さえ作ってしまえば、実はすごくカンタンです。まず、クラブはサンドウェッジを使い、グリップエンドに近いギリギリのところを握って、思い切り長く持ちましょう。
ランニングアプローチでは右足寄り、ピッチ&ランではスタンスの中央。もっと高く上げたいロブショットでは、当然、ボールは中央よりも左足寄りにして、オープンスタンスに構えます。
オープンスタンスに構えたら、フェースをターゲット方向に向けながら、目一杯開きます。なんだか、バンカーショットに似ていますよね。セットアップのイメージは、バンカーショットとほとんど同じだと考えてよいでしょう。
ランニングアプローチでは、左足1本で立てるくらいに左足体重にしてハンドファーストに構えますが、ロブショットは右足体重でハンドレイトのアドレスになります。フィニッシュまで右に体重を残すように振っていきます。
スイングのイメージとしては、グリップエンドが中心になるように回す感じです。バンカーショット同様、振り幅で繊細な距離感を出すショットではなく、打ち出す高さで距離が決まります。といっても、シビアに距離感を出すショットではないので、グリップエンドを中心に、大きくゆったりとフルショットすればOK。高く上げて、ざっくりと狙うときの、プレッシャーの少ないショットなんです。
【撮影協力】ロッテ皆吉台カントリー倶楽部
昭和46年生まれ。日本大学ゴルフ部を経て平成6年にプロ転向。大学3年時に全日本パブリック選手権3位、全日本学生選手権5位、プロ転向後は96年フジサンケイCLで39位などがある。学生時より中嶋常幸プロに師事。同期には久保谷健一など。現在は千葉県のおゆみ野ゴルフガーデンで独自の身体理論を使ったレッスンを展開中。
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