ダモクレスの剣
イギリス最高のゴルフ評論家の1人とされる人物にバーナード・ダーウィンがいます。『種の起源』で有名な進化論学者、チャールズ・ダーウィンの孫としても有名です。彼の有名な言葉に「ストローク・プレーは、すべてのゴルファーにとってさながらダモクレスの剣の下でプレーするようなものだ」というのがありますが、さてこの「ダモクレスの剣」とはいったいどういったことの比喩なのでしょう?
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正解
シラクサ王・ディオニシオスの廷臣であるダモクレスが王位の幸福をたたえたところ、王は天井から髪の毛1本ほどの細い糸で吊るした剣の下の王座に彼を座らせて、「王者の身辺には常に危険がある」ということを悟らせたという故事にちなみます。ヨーロッパではおなじみの故事で、「ダモクレスの剣」という言葉も「(繁栄の中にも)危険が常に迫っている」という意味としてポピュラーに使われています。マッチプレーの場合は各ホールで大胆な攻めができたり、捨てホールを作ることさえできますが、ストロークプレーでは1打1打が全体の成績に反映されます。そのあたりの心理的プレッシャーをこの言葉は上手く言い表しているのです。