クリスマスのちいさな奇跡を描く
LIFESTYLE
「コースデビューに向けて、練習に励んでいる私ですが、打ちっ放しでは右にしかボールが飛びません。ひどいときには、45度くらい右へ右へと一直線です。このままの調子じゃ、初ラウンドでグリーンまでたどりつけそうもありません・・・」(望月さん、ゴルフ歴3ヶ月)
【撮影協力】コナミスポーツクラブ府中
右45度とまでは行きませんでしたが、フェースにボールが当たった瞬間から、いきなり右へ飛んでいますね。つまり、フェースが開いたまんまでボールに当たっているんです。でも、どうして開いちゃうのでしょうか?
左手1本で普段のように握ってみてください。これから、私がフェースを開く方向に回してみますよ。どうですか?何の抵抗もなく、簡単に開いてしまいましたね。つまり、今のグリップはNGということです。まずは、開きにくいグリップにすることが、右に行かない超基本なのです。
フェースをスクエアに合わせたら、そこから握った左手を内側に絞るような感じで握ってみましょう。すると今度はどうでしょう?そう簡単には、フェースが開かなくなりましたよね。
フェースが開きにくいように、内側に絞る感じで握ると、その結果として、アドレスしたときに左手の2ナックルくらいまでが見えるようになります。そして、左手の親指と人差し指が作るV字は、右肩を指すような向きになってますよね。開かせないことを意識しただけで、自然に正しいグリップの形ができました
そして、もう一つの超基本がアドレス。望月さんの姿勢を見ると、クラブを振り上げたら、後ろに倒れそうですし、いかにもフェースが開きそうな感じですよ。ではズバリ、このアドレスのどこが悪いのでしょうか?
アドレスでカカトに体重が乗っていると、クラブを振り上げ時に、後方にバランスを崩し、上体が起き上がってフェースが開きます。腕力のない女性の場合、トップで担ぎ上げるような形でさらに開きます。その結果、女性は下からすくい上げるような、打ち方になる方が多いんです。
お尻を持ち上げるような感じで、足の付け根から上半身を前傾すると、重心は自然につま先方向に行くはずです。正確には、足の指の付け根辺りに体重を乗せます。あとは、両脇をしっかりと締めてテークバックすれば、もう右45度なんてことはありませんよ。
グリップで開かせない。アドレスでつま先体重にして開かせない。そして、両脇を締めたスイング。右に行かせない超基本を押さえたら、初めての左方向!?ボールが弱々しく右に流れる、今までの感じとは明らかに違う、力強いインパクトを体感したはずです。
1981年、静岡県御殿場市生まれ。高校から本格的にゴルフを始め、高校3年生時に静岡県高校生ゴルフ選手権で個人優勝。大学進学後も体育会ゴルフ部で主将を任されながら、ゴルフの腕を磨く。現在は、コナミスポーツクラブ府中ゴルフスクールの人気インストラクターとして、数多くのゴルフレッスンを担当。
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