レッスン・練習
ただいまログイン状態を確認中です。しばらくお待ちください。

U-25世代スイングセルフ解説
「ベタ足が合う人、合わない人」 平田憲聖 ボクの打ち方LESSON Vol.1

男子ツアーの「U-25世代」で、いまホットな選手のひとりといえば平田憲聖の名が挙がるだろう。2021年に大阪学院大在籍中に最終予選会を2位で通過し、大学生プロとしてツアー1年目から活躍。2年目の今季、「ミズノオープン」で初優勝を飾ると、「日本プロゴルフ選手権」では初日から首位を譲らない“完全優勝”でメジャータイトルをゲットした。10月のPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」でも堂々のトップ10入り(6位タイ)を果たし、その資格でメキシコ開催の「ワールドワイドテクノロジー選手権」にも出場する。

簡単にボギーを打たない平田のゴルフにはベテランのようなふてぶてしさすらある。そんな“ボギーフリー”を生むショット力の源流はどこにあるのか。彼のスイング、考え方についてじっくりと話を聞いた。1回目は平田のスイングの特徴である「ベタ足」について。(全3回/取材・構成/服部謙二郎)

「ベタ足」は前傾キープにもつながる

―「ベタ足」にしたままのスイングはいつから?

ゴルフを始めてから、ちょっとずついろんなコーチに習ってはいたんですけど、中学生くらいの頃から、基本的には自分で考えてスイングを作ってきて、その頃にはもう「ベタ足」だったと思います。とくに意識してやっていたわけではないんですが、昔から変わっていないということでいえば、ベタ足が自分のスイングの「軸」ではありますね。

―右足かかとを早めに上げるスイングも試したことはある?

あります。ただ、僕には難しかったですね。合わなかったというか、下半身の安定感がなくなる感じがありました。コーチに頼りきりじゃなくて、自分で考えてやるタイプなので、「とりあえず試してみる」みたいなことはしょっちゅうでした。今でも調子が悪くなると、もしかしたらここが原因じゃないかというところをいろいろ試してみて、動画を撮ってチェックしています。

―ベタ足の意味は、やはり土台を安定させて打つということ?

もちろんそうですし、それによってクラブ自体の力を使いたいということもあります。よく「体で打つ」っていいますが、僕の場合は結構、腕で振るイメージなんです。トップも割と手で上げる感じで。そうしないと逆に体を使いすぎちゃうんです。体が動きすぎると、クラブ自体の自然な動きが少なくなってしまうので嫌なんです。

2023 平田憲聖 U-25世代LESSON スイング解説 平田のイメージは

平田のイメージは

2023 平田憲聖 U-25世代LESSON スイング解説 トップから沈み込んでいく

トップから沈み込んでいく

2023 平田憲聖 U-25世代LESSON スイング解説 体が丸まるのが正解

体が丸まるのが正解

2023 平田憲聖 U-25世代LESSON スイング解説 背中が反って右ひざが前に出るのはNG

背中が反って右ひざが前に出るのはNG

―振り子の支点が動いてしまうと、うまく動かなくなるのと同じ感覚?

そうですね。それと、ベタ足には「前傾角をキープする」という意味もあります。トップまで上げたら、お腹に力を入れて、むしろ前傾を深める感じで下ろすことを意識すると、自然に右足はベタ足になります。上体の前傾を強めながら、右足かかとを上げるというのは、体の使い方として難しい。アマチュアの人だと、ダウンスイングで逆に前傾が起きてしまうことが多いと思いますが、そういう人は大抵、右足が上がるのが早いはずです。

―前傾角をキープするのが苦手で、インパクトで体が起き上がるアマチュアにはベタ足がおすすめ?

試してみる価値はあると思います。ベタ足が「合う人」限定ですけど。体が起き上がっちゃう人と、あと、右ひざが前に出ちゃう人とかにもいいですよね。アイアンなどのクラブを右足の甲に置いたまま打つと、右足を上げずに打つ感覚がつかめます。ベタ足はベタ足で、「今のは右に残りすぎたな」とか、ベタ足がゆえのミスもたまにはありますし、誰にでもおすすめというわけではありません。僕自身、もっと自然に右足が上がって、左足1本でスッと立ちたい気持ちもあります。ですが、右ひざが前に出たり、腰が伸びたりするよりは絶対にいいと思っています。何を捨てて何を取るかは、本当に人それぞれなので。

―右足かかとは上げなくても、体重は左には乗っていくイメージ?

もちろん(体重は)乗っています。もっと細かく言うと、左足の内側を踏みしめるイメージですね。

―平田プロのように、腹筋に力を入れてお辞儀をするように前傾を強めるイメージでクラブを下ろすコツは?

トレーニングですね(笑)。冗談ですけど。僕自身はそういう、コア(体幹部)の力が抜けないようなトレーニングをいちばん多くやっています。コツということで言うと、ダウンスイングで腹筋を「縮める」ことで。腹筋を縮めると腰の部分が丸く(真っすぐに)なるんですが、逆に(S字に)反っちゃう人が多いんです。腰が反っているということは、コアの力が抜けているということなので、そうならないように意識してもらうといいかもしれません。

―確かに、いま活躍しているトッププロは腰が真っすぐで背中が少し丸まっている

僕もまだ完ぺきにできているわけじゃないので、できたらいいなと思ってやっています。

―まずはイメージしてやり続けることが大事?

そうですね、僕もトレーニングをしながら常にスイングをブラッシュアップしています。

最後に平田憲聖のドライバースイングをご覧ください

Vol.2「ナイスショットはテークバックで決まる」に続く

取材協力/茨木ゴルフセンター

U-25世代スイングセルフ解説 記事一覧

関連リンク

あなたにおすすめ

レッスン

女子プロレスキュー シチュエーション別に女子プロゴルファーがわかりやすく解説
振るBODYメソッド ゴルフスイングに適したストレッチ法をスポーツトレーナーが解説
U-25世代LESSON ツアーで活躍する若手プロゴルファーの旬なレッスン
lesson-topics 新着レッスントピックス
スイング辞典by内藤雄士 一見難しそうなレッスン用語を掘り下げて解説
カン違いだらけのゴルフルール ゴルフルールをQ&Aで解説

新着記事

GDO注目コーナー ~より充実したゴルフライフをあなたに~

効果的な集客、商品訴求。イラスト事例付き
ツアー速報をお届け
ゴルフ速報アプリ
圏外でも使える!GDOスコア管理アプリ
泊まりで行くならゴルフ旅行がオススメ!
名門コースでのプレーをあなたに
名門コースでのプレーをあなたに
ゴルフレッスン動画はGDOゴルフ動画
ゴルフレッスン動画はGDOゴルフ動画
すべてのゴルファーのためのゴルフ練習場ガイド
ゴルファーのためのゴルフ練習場ガイド
予約クーポン4,000円分をプレゼント!
予約クーポン4,000円分をプレゼント!
打込み、破損、盗難も、プレー前日まで加入OK
年会費無料の特典付きゴルフカード!
アマチュアナンバー1を決める熱き戦い!
ゴルフで楽しく社会貢献!菜園プロジェクト
やってみよう!フットゴルフナビ
GDOサービス一覧
GDOおすすめサービス