ミスヒットでも狙えるパラダイム Ai スモーク シリーズの実力検証
■実際にアマチュアゴルファーに適合するモデルは?
前回のドライバー編に続いて、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンの各モデルを3人のアマチュアが試打。ゴルファーのタイプ別に最適モデルがどれになるのかを探った。
【20代 HS47m/s】1WとFWはMAX、UT&アイアンはスタンダードモデルをチョイス
ドライバーのヘッドスピード(HS)が47m/sの稲村さんは、ドライバーにはMAXをチョイス。すべてのクラブを試打したうえで、フェアウェイウッドもMAX、ユーティリティとアイアンはスタンダードモデルを選んだ。
★稲村さん試打データ (ドライバー HS47m/s) | 1W/MAX | アイアン/Aiスモーク(6番) |
---|---|---|
ボール初速 | 67.0m/s | 56.0m/s |
打ち出し角度 | 13.7° | 17.9° |
バックスピン | 2167rpm | 4647rpm |
サイドスピン | 174rpm右回転 | 146rpm左回転 |
キャリー | 262.3yd | 186.3yd |
総距離 | 284.1yd | 199.2yd |
「フェアウェイウッドは◆◆◆が好感触でしたが、弾道の安定性ではMAXのほうが勝っていました。アイアンのブレにくさにも驚きましたね。このセッティングならベストスコアを狙えそうです」
【30代 HS43m/s】1WがMAX D UTはHLが「スライスを軽減してくれる」
ヘッドスピード43m/sでスライス傾向の二瓶さんは、ドライバーと同じくフェアウェイウッドも球のつかまりがいいMAX Dの結果が良く、ユーティリティとアイアンにはHLをチョイスした。
★二瓶さん試打データ (ドライバー HS43m/s) | 1W/MAX D | アイアン/HL(6番) |
---|---|---|
ボール初速 | 64.9m/s | 53.3m/s |
打ち出し角度 | 14.2° | 18.7° |
バックスピン | 2575rpm | 5452rpm |
サイドスピン | 723rpm右回転 | 208rpm右回転 |
キャリー | 242.4yd | 171.1yd |
総距離 | 262.5yd | 182.3yd |
「スライスを軽減してくれて、まっすぐに打ちやすいユーティリティはHLでした。アイアンは、めちゃ飛び! ストロングロフトの他の2モデルよりも、僕の場合はHLのほうが高さも飛距離も出ていました。これは自分で試打してみないと分からないことでしたね」
【50代 HS44m/s】1WとFWがMAX D アイアンは「弾道の高さを出しやすい」HLに
ヘッドスピード44m/sでシングルハンデの沼田さんは、ドライバーで持ち球のフェードを打ちやすいという理由からMAX Dをチョイスし、フェアウェイウッドも同モデルに落ち着いた。
★沼田さん試打データ (ドライバー HS44m/s) | 1W/MAX D | アイアン/HL(6番) |
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ボール初速 | 62.1m/s | 51.5m/s |
打ち出し角度 | 11.1° | 17.2° |
バックスピン | 1774rpm | 4647rpm |
サイドスピン | 383rpm右回転 | 977rpm右回転 |
キャリー | 226.6yd | 165.9yd |
総距離 | 254.2yd | 178.6yd |
「つかまったフェードを打ちやすいのは、フェアウェイウッドもMAX Dでした。ユーティリティとアイアンは、弾道の高さを出しやすいHLが良かったです。グリーンに止まる球を打ちやすく、弾道が安定するところが気に入りました。競技でもこういうアイアンを使ってみたくなりました」
<総括>スイングや持ち球で最適モデルを選んでスコアアップへ
アマチュア3人の試打結果からは、ゴルフの腕前に関係なく、スイングタイプや持ち球によって最適モデルが変わってくることが分かった。鶴原さんが指摘したとおり、モデル選びさえ間違わなければ、『パラダイム Ai スモーク』に採用されている「Ai スマート フェース」が個々のゴルファーにとってスコアアップの助けになってくれそうだ。