プロギア「02 アイアン」 飛びすぎない安心感。“ちょうどいい”やさしさと操作性/西川みさと #深夜試打
今季発売されたプロギアのアイアンシリーズ「02 アイアン」は、操作性と安定性のバランスにこだわったシリーズの王道モデルだ。番手ごとにソールのリーディングエッジ側の削り幅を調整した「ハーフムーン・ソールデザイン」により、地面に刺さりにくく、安定したコンタクトを実現。そんなバランスを重視した人気モデルを、ドライバーのヘッドスピード(以下HS)40m/s未満の西川みさとプロが、同時発売の「01 アイアン」と打ち比べながら試打評価する。
「狙った距離を打っていける! とにかく高さが出やすいアイアン」
「飛びすぎない安心感。打感、構えやすさ、やさしさは文句なし」プロギア 02 アイアンを西川みさとが本気で試し打ち
―率直な印象は?
「ヘッドもフェースも安心感のあるサイズで、実際に打ってみても、ボールがしっかり上がり、とにかくやさしさを感じられます。飛び系アイアンのようにロフト角を立てて強い弾道で飛距離を稼ぐというより、高さをしっかり出して狙った距離を打っていくアイアンという印象です。最近の飛び重視のモデルと比べると、飛距離の面ではやや物足りなさを感じますが、高さが出しやすく、やさしさを実感できる点は大きなメリットだと感じました」
―見た目の印象は?
「ヘッドサイズが少し大きく安心感があるにもかかわらず、ネックからフェースにかけてのラインがややストレートで、操作性も感じられる点がいいです。私はグースの強いモデルがあまり得意ではないので、その点今作はすごく構えやすく、ターゲットに合わせやすい。見た目の安心感と美しい形状のバランスによって、構えたときに違和感がなく、素直に打っていける感覚を引き出してくれるように感じました」
―新たなソールデザインの効果は?
「ソールの新たな面取りのおかげなのか、地面に突っかからず滑ってくれる感じがあり、ボールへの当たり方も素直で気持ちよく抜けてくれる印象です。少し薄く入ったかなという当たりでも、ボールを拾いやすく、結果的にイメージ通りに球を上げてくれる。しっかりダウンブローに打ち込まなくても、問題なく扱える性能に仕上がっています。打感の柔らかさも相まって、すごくやさしさを実感できるアイアンだと思いました」
―「01 アイアン」と比べると?
「そうですねー、『01』はやはりアスリート向けということで、かなりハードでした。しっかりコンタクトしないとボールは上がってくれない感じがありますし、アイアンが得意でないと少し操作するには厳しいなと思います。『02』のボールの拾いやすさ、弾道の高さの作りやすさをに比べ、『01』はしっかり上から入れないと上がらない印象。特に弾道の上げやすさを比較すると、大きく差があるように感じます。対象ゴルファーの幅広い『02』に比べ、『01』はかなり絞った印象を抱きました」
―純正シャフトとの相性は?
「純正シャフト『スペックスチールIII Ver.2』との組み合わせも、すごく打ちやすかったです。自分に合っているなと思いました。しなり量も程よく感じられ、重さも適度で振りやすい。アイアン自体の性能がやさしいので、このシャフトとの組み合わせだと、無理に力を入れなくてもタイミングが取りやすいです。過去の『02』モデルに違和感やシビアさを抱いている人は、一度打ってみて再チャレンジしてもいいかもしれません」
―どんなゴルファーに向いていますか?
「かなり幅広い層が使えそうです。私のようなHSの遅い人も対象と思えたので、同シリーズの中では上位モデルと呼べますが(『03』『04』も存在)、全く難しすぎるアイアンではありません。7番でロフト角30度の設定なので、いわゆる飛び系ではないですが、飛びすぎないところを逆にメリットに感じるゴルファーには最適。飛距離を最優先する人よりも、構えやすさ、打感、距離の安定感を重視する人向けになると思います」
飛距離以外は高評価。やさしさときれいな顔を両立したアイアン【総合評価4.3】
【試打結果(平均)】
総距離:143.6yd
キャリー:129.8yd
HS:29.6m/s
初速:42.1m/s
スピン量:4212pm
打ち出し角:20.1度
【飛距離】3.5
【打 感】4.5
【寛容性】4.5
【操作性】4.5
【構えやすさ】4.5
・番手(ロフト角):7番(30度)
・使用シャフト:スペックスチールIII Ver.2 M-40(硬さSR)
・使用ボール:横須賀グリーンゴルフ専用レンジボール
取材協力/トラックマンジャパン株式会社、横須賀グリーンゴルフ