APEXシリーズの中で最もやさしさを重視した「APEX DCB アイアン」を試打

【ミヤG】
前回試打した「APEX アイアン」に続いて、今回は「APEX DCB アイアン」です。ヘッドのサイズは「APEX」よりも少し大きめ。トップブレードは厚めになっていて、グースもしっかり付いています。見た目からして、こちらの「APEX DCB」のほうがやさしそく打てそうに感じますね。

• ⇒【前回】キャロウェイ APEX アイアンの試打レポート

少し大きめのサイズで、やや厚めのトップブレード。グースもあり、やさしくつかまえて打てそう

【ツルさん】
モデル名の「DCB」は、ディープ・キャビティ・バックの頭文字だそうです。全体的にファットな印象になっていて、ヘッドはより深低重心化されていそうに見えます。ただし、7番アイアンのロフト角は30度と、そこまでストロングロフトではなく、「APEX」と比べて0.5度しか立っていません。それで弾道がどれぐらい変わるのか、打って確かめてみましょう！

【ミヤG】
打ってみると、こちらの「APEX DCB」のほうがフェースの弾き感が強い！ 打感は「APEX」のほうが静かでいいですね。飛距離もそれほど変わらない気がします。

【ツルさん】
いやいや、弾道計測数値をよく見てください。「APEX DCB」のほうが半番手ぐらい「APEX」よりも飛んでいますよ！ 0.5度という小さなロフト差で考えると、断然飛ばせていると思います。

【ミヤG】
そう言われてみれば、確かにそうかも。最近はぶっ飛び系アイアンに慣れちゃって、これぐらいの飛距離差では物足りなくて（笑）

【ツルさん】
装着シャフトが「APEX」と異なるので一概には判断できませんが、「APEX DCB」のほうがボールスピードは速く、低スピン弾道になる傾向があります。0.5度のロフト差があるものの、打ち出し角は「APEX」とほぼ同等。ボール初速と高弾道、かつ低スピンで飛ばしやすいアイアンです。

【ミヤG】
僕が打っても、「APEX」よりスピン量は少なめになりました。でも、打ち出し角は高かったですね。よりやさしく簡単に飛ばしたい人は、こちらの「APEX DCB」を選ぶのが良さそうです。

【ツルさん】
グリーンにボールを止められる高さがちゃんと出るので、コースでも使いやすいと思います。グースがしっかり付いているので、「APEX」よりも球をつかまえやすいのも特徴ですね。ただし、しっかりターフを取って打つ人の場合は、リーディングエッジが面取りされている「APEX」のほうが使いやすいと思います。

スタンダードモデルと比べて弾きが良く、やや低スピンで少し飛ばせる。球が上がりやすくミスヒットにも強い、実戦で扱いやすいアイアンだ

■ 試打したクラブのスペック

キャロウェイ APEX DCB アイアン
●番手（ロフト角）：7番（30度） ●シャフト：NSプロ 950GH neo ●硬さ：S

■ マイクラブ情報

ミヤG：ミズノ MP-5 アイアン
●番手（ロフト角）：7番（34度） ●シャフト：プロジェクト X ●硬さ：6.0（S+）

ツルさん：タイトリスト T100S アイアン
●番手（ロフト角）：7番（31度） ●シャフト：NSプロ モーダス3 ツアー 115 ●硬さ：X