エピックに比べ、ボール初速とスピン量が変わる

FWにも2本の柱を搭載。エピックからの進化は見られるのか？

【ミーやん】
フェースの裏側に2本の柱を備えたキャロウェイ独自の「ジェイルブレイク・テクノロジー」が、ローグシリーズではフェアウェイウッドとユーティリティにも搭載されました。果たしてどのような効果があるのか、非常に楽しみですね。

ヘッドはやや大きめで、ややシャロー形状

【ツルさん】
日本仕様の『GBB エピック スター フェアウェイウッド』とUS仕様の『エピック フェアウェイウッド』は、ネックに調整機能が付いているかどうかの違いがありましたが、ローグのフェアウェイウッドはどちらも接着式のヘッドになったようです。ただし、カタログを見比べると、日本仕様の『ローグ スター フェアウェイウッド』とUS仕様の『ローグ フェアウェイウッド』ではヘッド体積が異なっています。日本仕様は、寛容性を高めるためにヘッドが少し大きめに設計されているようですよ。

【ミーやん】
構えてみると、ヘッドはそれほど大きく感じません。『ローグ スター ドライバー』と同じく、ヘッドの据わりが良くて、フェースをスクエアにセットしやすいです。では、打ってみます。

【ツルさん】
試打クラブはロフト角15度の3Wですが、ミーやんが打つと球が上がらないですね。

【ミーやん】
もともと3Wは苦手ですが、僕には打ち出しの高さを出しづらいクラブです。『GBB エピック スター フェアウェイウッド』を試打した時と同じ結果ですね。ただ、打音は静かになっていて、フィーリングは良くなっています。ツルさんが打ってみて、エピックから何か進化を感じますか？

【ツルさん】
いやはや、ビックリするぐらいにボール初速が出ます！ 最初は弾道計測器の計測ミスじゃないかと思ったぐらいで、ほんの少しフェースのトウ側で打つと、他のフェアウェイウッドよりも2m/sぐらいボールスピードが速いです。クラブの長さがドライバーよりも約2インチ短いのに、ドライバーと同等のボール初速が出るのは驚異的。僕がこれまで試打したなかで、最も飛距離性能の高いフェアウェイウッドですよ。

【ミーやん】
たしかにツルさんの弾道計測値を見ると、打ち出しの高さやスピン量も文句ナシです。うらやましい…。僕が使えるとしたら、3Wではなく5Wになると思いますが、この『ローグ スター フェアウェイウッド』は『GBB エピック スター フェアウェイウッド』よりも飛距離性能が高そうですね。

【ツルさん】
これは間違いなく飛距離アップできますよ。『GBB エピック スター フェアウェイウッド』と球の上がりやすさは同等ですが、ボール初速性能とオフセンターヒットに対する寛容性は高められています。試打クラブのシャフトがフレックスRだったので、少しインパクトでシャフトを戻しづらい感覚がありましたが、方向性も良かったです。購入して使ってみたくなりましたね。

飛距離性能はピカイチ。ただ球は上がりづらいため打ち手を選ぶ

■ 試打クラブのスペック

キャロウェイ ローグ スター フェアウェイウッド
番手：3番、ロフト角：15度、シャフト：スピーダー エボリューション for CW 50、フレックス：R
発売日：2018年2月23日、価格：税込51,840円

■ マイクラブ情報

ミーやん：テーラーメイド Vスチール フェアウェイウッド（ロフト角：15度、シャフト：USTマミヤ プロフォース アクシブ コア ブルー、フレックス：R）
ツルさん：テーラーメイド M2 フェアウェイウッド（ロフト角：15度、シャフト：日本シャフト レジオ フォーミュラ MB タイプ75、フレックス：S）