強弾道が魅力の小ぶりな低スピンモデル ピン G430 LST ドライバー
【ホッシー】
先代の「G425」と同様に、「G430」シリーズにもLSTという名の低スピンモデルのドライバーが用意されています。なんと、こちらのモデルにだけカーボンクラウンが採用されています! ピンからカーボン複合ヘッドが登場するのは、10年以上前に発売された「ラプチャー ドライバー」以来ですよね。
【ツルさん】
「G430 LST ドライバー」は、ヘッド体積が440ccになっています。この体積のなかでヘッドの最適箇所に重心を配置するためには、比重の軽いカーボンクラウンが必要だったみたいですよ。構えるとほかのモデルよりもシャープに感じるし、フェースアングルもオープン。「いくらでも叩いてくれ!」っていう雰囲気のドライバーですね(笑)。
【ホッシー】
試打クラブのシャフトは、「PING TOUR 2.0 BLACK 65」のフレックスSです。では、ツルさんから試打をどうぞ!
【ツルさん】
いや~、これはけっこうハードですね。そもそもシャフトの剛性感が高くて、僕のパワー(ヘッドスピード45m/s)だとシャフトをしならせられている感覚が得られません。中身がぎっちりと詰まっているような硬さで、分かりやすくいうと、ただの棒みたい(笑)。これはぜひ、僕よりもヘッドスピードが速いホッシーに打ってみてもらいたい。はい、どうぞ!
【ホッシー】
いや~、僕にもけっこうハードでした(笑)。息を切らしてヘッドスピード48m/sで振るとなんとかなりそうですが、とにかく方向性が定まりません。つかまえきれずに右に出てしまうことがあれば、強烈なチーピンも出ました…。けれど、シャフトを「PING TOUR 2.0 CHROME 65」にすると、めちゃ振りやすくなりました。やっぱりLSTだけあってスピン量が少なく、強い球で飛ばしやすいヘッド性能です!
【ツルさん】
前作よりもフェードバイアスになっているように感じました。LSTというモデルは、これまで代を重ねるごとに3ydずつくらい球がつかまる性能に進化してきましたが、ここにきて元に戻ったんじゃないですかね。
【ホッシー】
球をつかまえやすいヘッドではないですね。スピン量を抑えつつ、引っかけのミスを出したくない人に良さそうな性能です。
【ツルさん】
ツアープロやヘッドスピードの速い上級者には、前作よりも好まれそうです。ほかの2モデルと同様に、オフセンターヒットしてもボール初速が落ちにくいところも大きな魅力。ただし、一般的なアマチュアだと、これまでのピンのイメージよりも打ちこなすのが難しいと思います。
■ 試打したクラブのスペック
ピン G430 LST ドライバー
●番手(ロフト角):10.5度 ●シャフト:PING TOUR 2.0 BLACK 65 ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ホッシー:テーラーメイド SIM MAX ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Tour AD PT-6 ●硬さ:S
ツルさん:キャロウェイ ローグ ST MAX ドライバー
●ロフト角:9度 ●シャフト:VENTUS TR BLUE 6 ●硬さ:S
ホッシー プロフィール
1978年生まれのGDO編集部員。以前に「ゴルフガレージ」で店舗スタッフをしていた経験があり、過去のゴルフクラブ情報にも詳しい。ドライバーのヘッドスピードは47m/sとアマチュアゴルファーにしては飛ばし屋。けれど、球が左右に散らばるのが悩み。持ち球は低めのフェードでアイアンも低弾道。平均スコアは95くらい。
ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。ライフワークとして、日々ゴルフの最新情報を収集している。ドライバーのヘッドスピードは45m/s前後。たいていカラダのどこかしらの箇所が痛く、自由にスイングできないのが悩み。いつもスイング改造中。現在の持ち球は中弾道のフェード。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー