「パワーがあるから硬いシャフト」とは限らない!
2015-10-21
シャフトでこんなに変わるんだ!
関プロ「リシャフトという概念がほとんどなかった頃は、“軽い=軟らかい”“重い=硬い”といったモノしかなく、パワーのある人ほど重く硬いシャフトを使うという考え方がありました。現在は、シャフト自体の性能が進化しており、“軽いのに硬め”“重いのに軟らかめ”というモデルも存在しています。中嶋さんの場合、しなりが少ないために余計な動きが出ているので、しなる量が多めのシャフトから、安定感のあるモデルを探していきたいと思います」
ATTAS ロックスター | スピーダー エボリューション | ツアーAD クアトロテック | フブキ V | ||||||
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HS(m/s) | 42.1 | 42.7 | 42.4 | 42.3 | |||||
ボール初速(m/s) | 62.2 | 64.1 | 63.6 | 62.7 | |||||
ミート率 | 1.48 | 1.50 | 1.50 | 1.48 | |||||
キャリー(y) | 232.4 | 238.0 | 241.4 | 233.7 | |||||
飛距離(y) | 247.5 | 252.5 | 259.2 | 249.9 | |||||
フェース角(度) | -0.7 | -0,5 | -1.2 | -0.9 | |||||
バックスピン(rpm) | 2249 | 2273 | 2223 | 2205 | |||||
サイドスピン(rpm) | 184 | -75 | 55 | -29 | |||||
ボール方向(度) | 0.8 | -0.4 | -0.9 | -1.1 | |||||
打ち出し角(度) | 14.1 | 13.7 | 11.8 | 11.6 |
●今回関プロがテスターのために選んだシャフトは・・・
グラファイトデザイン ツアーAD クアトロテック 65 S
関プロ「飛距離、方向性ともに抜群の安定感を見せたのは、3本目のグラファイトデザイン ツアーAD クアトロテック。飛距離が約10ヤード近く伸び、ほぼストレートの弾道。サイドスピン量も少なめという結果となり、申し分ない弾道になったかと思います」
「パワーがあるのに飛ばない」「方向性をより高めたい」と悩む中級者以上のゴルファーにとって、クラブがハードスペックになっている可能性が高いと関プロはいう。
今回のテスター中嶋さんのように、飛距離は問題ないが曲がり幅が大きいという人には、シャフトのしなりを感じることができるモデルを一度試してみていただきたい。食べず嫌いになっていた“軟らかめ”のモデルが、スイングのタイミングを取りやすくし、ドライバーショットの精度を高めてくれるかもしれない。