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クリーブランド ハイボア XLS ドライバー

打ってみると?

試打クラブは10.5度の純正Rシャフトと、9.5度のフジクラ ランバックス6Z07のS(カスタム対応品)。純正Rは長さが45.25インチで総重量が301.1グラム。バランスはD3とやや重め。硬さの目安となる振動数(※1)は222cpm。ワッグルするとシャフト中間部分がクニャッと大きくしなる。他方、ランバックス6Z07のSは45インチで316.5グラム。バランスはD4とこちらも重めだ。振動数は264cpm。純正のRと比べるとかなり硬めの仕上り。カスタム品とはいえ、同じドライバーとは思えないほど硬さが異なっている。

まずはソフトな仕上りの純正Rから打ってみた。シャフトに合わせて軽めにスイングをしたにも関わらず「カキーン」とかなり派手なインパクト音。ルール適合だが、高反発ドライバーを打った時のような手応えとともにボールは高く打ち出される。そして、ラフからフライヤーを打ったような弾道。見た目通り重心が低く、フェースセンターで捕らえてもスピン量は2200~2400回転とかなり少なめ。リアルロフト(※2)12度(表示10.5度)あることを考えると、3代目もかなり低重心なのだろう。ドロップ球が出やすい人はキャリーを出しづらいが、吹き上がって飛距離をロスする人には、やさしく飛ばせる仕上りだ。

そして、試打して印象に残ったのが捕まり。オープンフェースの度合いが強いこともあってフェードは打ちやすいが、ドローが打ちづらかった。 ランバックス6Z07に持ちかえても印象は変わらない。普通にスイングすると軽いフェード弾道。しっかり叩いても左に行きづらく、スライサーよりもフッカーが安心して使える仕上り。こちらもオープンフェースの度合いが強いのが影響していると思われる。ちなみに、無理に捕まえようとせず、やや右に打ち出すイメージでスイングすると理想的な「高打ち出し、低スピン弾道」で飛距離を稼げた。

スイートエリアについては2代目ハイボアよりも、確実に広がっており、打点のバラつきに強くなっている。純正Rはトルクが多めなのでミスすると手にブルッと振動が伝わるが、手に伝わる感触が大きい割にはミスしても球の曲がりは上手く抑えられている。

クラブを計測してみると?
クリーブランド
凹んだヘッドが低スピン・強弾道を生み出す
発売日:2008/03 参考価格: 29,800円

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