クラブを計測してみると？

バーナーのオリジナルシャフト「FUBUKI 50」は、中間部分が大きくしなるタイプ

フェース角が＋1度でライ角は60.75度とアップライト。つかまりを意識したスペックだが、実際に打ってみると見た目ほどつかまるドライバーではない。重心距離が長くてつかまりづらいのを、フェース角とライ角で補正しているドライバー。重心角も22度とそれほど大きくない。スライサーがドローを打てるタイプではなく、真っ直ぐ打てば、真っ直ぐ飛ぶドライバー。そして、インサイドからあおって打っても左に引っかかる度合いが少なかった。ヘッドもシャフトも挙動はスローなタイプなので、自分の意志が伝わりづらく、球筋の打ち分けも難しい。左右の曲がりを抑えて、直進性の高い球を打ちやすいドライバーだ。

シャフトについては、標準装着のS（FUBUKI 50）は手元がややしっかりしており、中間部分が大きめにしなるタイプ。しなり戻りはややスロー。トルクも多めなので、実際にスイングすると振動数よりも軟らかく感じる。長さは実測値で46インチ。クラブ重量は287グラム、バランスはD5。45インチ換算すると300g弱。40～60歳ぐらいで、体力が平均的なゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ