キャロウェイゴルフ FT TOUR ドライバー

クラブを計測してみると？

9.5度でリアルロフトが10.5度。フェース角は－1.75度とオープンフェース。ライ角は57度と、今どきのドライバーにしてはフラットな数値。リアルロフトがやや多い点を除き、つかまりを抑えるスペックだ。

そして重心角も22度と少なめ。形状的に重心距離が短くなるタイプではない。ヘッドの挙動もニュートラルだ。フェース向き、フラットなライ角、そして重心深度の浅さでつかまり過ぎを軽減させようとしている。実際試打してみても、マニュアル感覚で使えるドライバーで、球筋を打ち分けやすい。

シャフトについては、標準装着のDI－6は手元のしなりを感じやすい中調子。切り返しで手元側が大きめにしなり、ダウンからインパクトにかけてゆったりしなり戻る。先端側が硬めなこともあって、インパクトゾーンでヘッドはアッパーに動きづらく、厚い打点（フェース上側打点）につながっている。

長さは実測値で44.75インチ。クラブ重量は312.4グラム、バランスはD2.5。45インチ換算すると315g前後。30～55歳ぐらいで、体力が平均的、もしくはパワーがある男性と相性がいいスペックだ。

クラブ測定データ