マーク金井の試打インプレッション

キャロウェイゴルフ FT TOUR ドライバー

2010/09/28 10:30

構えてみると?

ヘッドはコンポジット構造で、フェースはやや面長だ

キャロウェイのFTシリーズはチタンフェースとカーボンボディを組み合わせたコンポジット構造が特徴のドライバー。ツアープロ御用達のFTツアーもその流れを汲み、クラウン部分にはフェースとボディのつなぎ目がクッキリと入っている。そしてソール側のボディはカーボンの編み目がクッキリ。FTツアーのロゴは白色でシンプルだが、ツアーのロゴの入れ方がマニア心をくすぐる。バックフェース側の赤いグラフィックとの組み合わせと相まって、ゴルファーの所有欲をくすぐるのが何とも上手い。

体積は440ccとややコンパクト。ヘッド形状はフッカーを強く意識しているのだろう。フェースが面長でバックフェース側がキュッと細く絞られた洋梨形状。重心距離が長く、重心が浅く見える形状で、スライサーよりもフッカーに好まれる顔付きだ。加えてフェースの向きも明らかにオープン。ヘッドをポンと地面に置くと、フェースは開いた感じになり、左へのミスを軽減する意図がハッキリと窺える。フェースの厚みは約56ミリと平均的だ。

日本向けは限定発売ということもあって、標準装着のシャフトはグラファイトデザインのツアーAD DI-6。クラブ長さはメーカー値で45インチだが、ヒールエンド法で計測すると44.75インチ。ヘッドがやや小ぶりに見えることも影響して、クラブは長過ぎず、短過ぎず。非常にバランス良く仕上がっている。ヘッドもシャフトもアスリート感溢れているFTツアー。見た目通り、フッカー向けなのかどうかじっくりテストしてみたいと思う。

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キャロウェイ
ツアーで実証した飛びとコントロール
発売日:2010/07 参考価格: 73,500円