藤倉コンポジット
発売日:2013/09/06 参考価格: 42,000円
フジクラのスピーダーと言えば、飛ぶシャフトとして一世を風靡したシャフト。そしてリシャフトという概念をアマチュアゴルファーに知らしめたシャフトでもある。そのスピーダーが装いを新たにして登場したのがモトーレスピーダー。40g台から70g台までラインアップされているが、今回試打するのは50g台の569と、60g台の661。硬さはどちらもSだ。
初代のスピーダーは黒いシャフトだったが、2台目は鮮やかな白。白をベースにシルバーと赤でロゴが派手に、かつ大胆にデザインされている。
スペック計測してみると・・・569のSは振動数が252cpm。アフターマーケット用シャフトとしてはやや軟らかめの設定だ。センターフレックス値も4.11とやや軟らかめだ。661のSの振動数は255cpm。センターフレックス値は4.35。こちらは振動数がやや軟らかめで、センターフレックス値は平均的である。先中調子のシャフトであるが、手元側はそれほど硬くは設計されてないことが数値からも窺える。
メーカー側の資料によると、スピーダーはモデルチェンジしても設計自体はほとんど同じらしい。主たる変更点は素材。東レ社の『NANOALLOYR(ナノアロイR)』技術と高弾性ピッチ材をそれぞれ複合することで、飛距離性能と、安定したヘッド挙動を実現しているとコメントしている。飛距離重視のシャフトなので今回は45.5インチで試打クラブを組み上げた。