フォーティーン TC606 フォージドアイアン
打ってみると?(弾道は)
試打クラブに装着されるシャフトは軽量スチールの日本シャフト N.S.PRO 950GH HT。硬さはS。重さは405.6gで、バランスはC9.5。硬さの目安となる振動数は315cpm。ロフトは30度で、長さは37.5インチ(いずれも7番アイアンの数値/60度測定法での計測)。一般的なアイアンと比較すると0.5インチほど長めだが、それでもワッグルすれば、ヘッドはやや軽く感じられる。
まず、9番アイアンから打ってみた。1発目はハーフトップ気味の弾道。実際にスイングしてみても、ヘッドは軽く感じられる。2発目からヘッドの重さに合わせてスイングすると、ビシッとした手応えとともにスピンが効いた高めの弾道が打てる。
7番アイアンに持ち替えると、ややスピンが少なく、弾道は強め。9番に比べると飛距離が出やすい反面、スピンがやや少ない弾道になった。5番アイアンでも同様にスピンがやや少なめで、ピタッと止まる球というよりはランが少し出る弾道になる。ショートアイアンは高重心でスピンを確保して止まる球が打ちやすく、ミドルアイアンは低重心でスピンを減らすことにより飛びを狙っている。ヘッド形状はシンプルだが、番手によって重心位置を微妙に変化させているようだ。
7番アイアンで弾道計測してみる。打ち出し角が19度前後で、スピン量は5100~5700回転。番手の割にスピン量はやや少なめで、キャリーが出やすくなっている。対して9番アイアンだと、スピン量は7000回転を超え、グリーンに止まりやすい球が打てる。
そして印象に残ったのが、打感の良さ。軟鉄鍛造ならではのもので、芯を捕らえると心地よい手応えが伝わる。
ソールの形状はミドルアイアンだけでなく、ショートアイアンもバウンスが小さめ。ダフりのミスを軽減することよりも、抜けの良さを重視しているようだ。ダウンブローで鋭角にヘッドを入れるより、浅い入射角でヘッドを入れる(払い打つ)タイプと相性が良く仕上がっている。
セミラージのヘッドで、適度に重心が深い。見た目は本格的で打感も良く、ミスの許容範囲もある程度担保される。ダフりのミスに対してはそれほど強くはないが、構えたときの顔や打感にこだわるゴルファー、アイアンに抜けの良さを求めるゴルファーにとっては、使い勝手はかなり良い。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー