マーク金井の試打インプレッション

三菱レイヨン KUROKAGE XM

2015/10/20 09:00

シャフトの特性をズバリ

シャフトをしならせてみると、先端の剛性の高さがよくわかる

米国ツアーで人気を集めている、三菱レイヨンKUROKAGE XTシリーズに続いて登場したのが、今回試打するKUROKAGE XMシリーズ。手元側と先端側がブラックで、中間部分がブラックとシルバーのツートンカラー。シャフトの中間部分には、大きく「KUROKAGE」のロゴが入る。シンプルな色使いだが、光沢感が強いイオンプレーティング仕上げなので、非常に存在感が大きいシャフトだ。

メーカー側の資料によると、KUROKAGE XTシリーズはシャフトの中間から先端側を強化し、吹け上がり、つかまり過ぎを防いで、強い弾道が打ちやすく設計されている。それに対して、KUROKAGE XMシリーズはスムーズにシャフト全体がしなり、打ち出しの高さとつかまりの良さを加えている、とのこと。先端側には、変形しても元の形状をすみやかに回復する性質を持つ、チタンニッケル金属線が複合成型されているのは前モデルと変わらず、当たり負けしづらく、低スピン弾道が打ちやすいそうだ。

KUROKAGE XTシリーズは硬めの仕上がりでハードヒッター向け。対する、今回のKUROKAGE XMシリーズは硬さよりしなり感を強調している。長尺をアピールしているシャフトではないので、今回は45.5インチで試打クラブを組み上げた。(※長さは60度法測定)

シャフトの挙動≫
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三菱ケミカル
よりしなやかに、より遠く
発売日:2015/10/03