ヤマハ RMX 116 アイアン
打ってみると?(弾道は)
試打クラブに装着されるシャフトは、中量級スチールの日本シャフト N.S.PRO MODUS3 TOUR 120。硬さはS。クラブ重量は428.1gで、バランスはD2。硬さの目安となる振動数は321cpm。ロフト角は31度で、長さは36.75インチ(いずれも7番アイアンの数値/60度測定法での計測)。ワッグルすると、ダイナミックゴールドより少し軽めだが、軽量スチールのN.S.PRO 950GHに比べると適度な重量感が手に伝わる。シャフトは手元側のしなりを感じやすい。
7番アイアンで打ってみた。1発目は軽いドロー弾道。ヘッドはやや大きめだが、重心距離はそれほど長くない。インパクトゾーンではイメージ通りにヘッドが返り、つかまりが良い。フェースも大きめなので、見た目通り、マッスルバックに比べてスイートエリアもやや広めだ。
弾道は伸びのある中高弾道。ソール幅が広めで、重心も低いからだろう。スイートスポットに近い部分で球を捕らえやすいぶん、スピン量はやや少なめだ。ロフトが少し立っているのに加え、スピン量が多くないぶん飛距離は伸びる。球質はバックスピンをかけてボールを戻すより、アゲンストの風が吹いても飛距離が落ちづらいタイプのアイアンである。
軟鉄鍛造のムク(一枚)仕上げだけに、芯を捕らえると心地よい感触・振動が手に伝わる。ボールが潰れる度合いはそれほど大きくないが、打感はソフトに仕上がっている。
ソール形状は少し幅広で、バウンス角は控えめ。ダフリのミスに対する強さより、抜けの良さを意識した設計コンセプトと言える。ダウンブローに鋭角にヘッドを入れるより、浅い入射角で入れた方が弾道をコントロールしやすい。
7番アイアンで弾道計測してみる。打ち出し角が20度前後で、スピン量は5100~5600回転。この番手にしてはスピン量がやや少なめなので、グリーンに落下後、数ヤードほどランが出そうなイメージがある。
操作性に関しては、マッスルバックのアイアンほどシャープではないが、ドローやフェードを打ち分けたい時は、ほぼイメージ通りにヘッドが動いてくれる。
適度にシャープでかっこよい外観。それでいて、適度なやさしさも感じられる。ストロングロフトなので、しっかり飛距離も稼げる。軟鉄鍛造にこだわりつつも、飛距離も求めたいゴルファーにとって、非常に満足度が高いアイアンである。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー