マーク金井の試打インプレッション

キャロウェイゴルフ XR 16 ドライバー

2016/02/23 09:00

クラブを計測してみると?

純正シャフト(XR)は切り返しで中間部分が大きめにしなる粘り系。ダウンスイングからインパクトにかけて、先端側が鋭くしなり戻る

ノーマルポジションで計測すると、ロフト角9度表示で、リアルロフト角は8度。フェース角は-4度と、オープンフェースの度合いがかなり強い。これはヘッドの座りが強く影響している。ヘッドをポンと地面に置くと、フェースがゴロッと開く方向に回転するからだ。ライ角は56.5度。前作XR ドライバーと同様に、今どきのドライバーの中ではかなりフラットである。重心角は24.5度。平均値をやや上回り、前作の21度よりも大きくなったぶん、ヘッドが返りやすい。

シャフトを脱着して、ヘッド重量を計測してみる。するとスリーブなしで188.6g、装着しても195g前後と、キャロウェイゴルフの中ではやや軽め。スペック的には、スライサーよりもフッカーと相性が良いドライバーである。

純正シャフトの『XR』については、重量が約53gで、トルクは5.3(※Sフレックス/メーカー公表値)。先調子で中間部分のしなりを感じやすく仕上がっている。硬さの目安となる振動数は242cpm。純正シャフトのSフレックスとしては平均的な硬さだ。長さはメーカー値、実測値とも45.5インチ(60度法計測値)。クラブ重量は実測302.7g。35~55歳くらいの、体力が平均的な男性ゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトXR(S)
ロフト(度)9
リアルロフト(度)8
ライ角(度)56.5
フェース角(度)-4
長さ(インチ)45.5
振動数(cpm)242
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キャロウェイ
発売日:2016/02/19 参考価格: 66,960円