タイトリスト VG3ドライバー(2016年)
打ってみると?(弾道は)
試打クラブは、ロフト角9.5度。シャフトは三菱レイヨン社製の純正(タイトリストVG60)のSフレックス。ワッグルすると、中間部分がクイックイッとしなる。硬さの目安となる振動数は256cpm。クラブ重量は287.2gで、バランスはD0.5。長さはメーカー値、実測値ともに45.5インチ(※60度法測定値)。
まずは、シャフトの挙動を確認して、VG3ドライバー(2016年)を打ってみる。すると、「スパーン」と乾いた金属音とともに、ボールが鋭く飛んでいく。フェースの弾き感が良いのだろう。ヘッドスピードをそれほど上げていないのに、ボール初速が出ている。1球目から伸びのある弾道で飛距離が伸びた。
印象に残るのは、球のつかまりの良さ。ややフックフェースで、インパクトゾーンでヘッドがスムーズにターンする。ダウンスイングからインパクトにかけて、イメージ通りにヘッドが返ってくれるのだ。ヘッドの性能だけではなく、シャフトの挙動によるアシストも加わり、ドロー弾道が打ちやすく仕上がっている。
弾道計測してみると、打ち出し角は13度前後。スピン量は2300~2700回転。伸びのある中・高弾道で飛距離を稼げた。フェースのやや上側で捕らえると2100回転前後まで抑えられ、高い打ち出しと低スピン弾道が打ちやすいので、キャリーとランで飛距離を稼ぎやすい。
純正シャフト(タイトリストVG60)は中間部分がしなる粘り系で、しなり戻りのスピードは適度なためタイミングが取りやすい。Sフレックスでトルク3.5度と小さめなので、球筋を打ち分けやすくチューニングされている。
基本的にはドロー弾道が打ちやすいが、弾道調整機能を使うと、フェース向きはほぼスクエアになるので、フッカーにも構えやすく、扱いやすいドライバーにもなる。
前作VG3ドライバー(2014年)とイメージがガラッと変わったが、歴代のVG3シリーズから振りやすさは踏襲されている。クラブ重量が軽くなり、フェースの弾き感がアップしているので、プロよりもアマチュアゴルファーのほうが飛距離を伸ばしやすいドライバーだ。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー