ヤマハ インプレス UD+2 ドライバー
打ってみると?(弾道は)
試打クラブはロフト9.5度。シャフトは純正のTMX-417Dで硬さはS。アドレスするとフェースは左を向く、フックフェース。フェースプログレッションが小さいので、ドライバーなのにグースネックっぽく見える。
シャフトはワッグルすると手元剛性が高く、中間部分から先端にかけてしなる。振動数は240cpm。メーカー純正シャフトのSフレックスとしてはやや軟らかめの設定だ。クラブの長さは46インチでバランスはD0。総重量は283gと軽めに仕上がっている(※実測値)。
まずはシャフトに合わせて軽めに打ってみると、「カキーン」と鋭いインパクト音。ルール適合とは思えないほどフェースの弾き感が強く、かつボールも力強く飛び出した。
ストレートボールを意識してスイングすると、強めのドロー弾道。捕まった球がオートマチックに打てる。重心距離が短めで重心アングルも大きいのだろう。大型ヘッドとは思えないほど、ヘッドが返りやすいドライバーだ。フッカーには捕まり過ぎる怖さがあるが、スライサーにはお助け要素が非常に強く、右へのミスを確実に軽減してくれる。
そして、印象に残ったのが振り抜きやすさ。46インチと長尺仕様にも関わらず、フィニッシュまで一気に振り切れる。総重量だけでなく、ヘッド重量もかなり軽くしてあるのかも知れない。好みは分かれそうだが、ヘッドを軽めに仕上げることで、ヘッドスピードが上がりやすくなっているドライバーだ。
ヘッドスピードを46m/sぐらいに上げて弾道計測すると、中弾道で低スピン弾道。芯で捕らえると、スピン量は2600~2800回転。フェースのやや上側でヒットすると2200~2400回転となり、放物線弾道で飛距離を稼げた。ロフト9.5度はリアルロフトが少ないこともあり、ボールの打出し角度はやや低め。アッパー気味にヘッドを入れた方がイメージ通りの高さになった。
標準装着されるTMX-417Dは切り返しで中間部分が大きめにしなり、インパクトゾーンではシャフト先端側がスピーディーにしなり戻る。心地良い加速感を味わえるようにチューニングされているシャフトだ。
長尺と軽めのヘッドによってヘッドスピードのアップを狙い、ヘッドは弾き感の強さで高初速を狙っている。そして、何よりもスライサーでも捕まったドローが打ちやすい。飛びに特化したドライバーであるが、同時に捕まりの良さに特化したドライバーでもある。左のミスが出やすいフッカー向けではなく、右曲がりのスライスに悩んでいるゴルファーが、捕まったドロー弾道で飛距離を稼げるドライバーだ。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー