マーク金井の試打インプレッション

タイトリスト 917 D2 ドライバー

2016/10/25 08:00

クラブを計測してみると?

純正シャフトはワッグルすると中間から先端部分がしなり、シャフトでボールを捕まえてくれる典型的な先中調子だ

ノーマルポジションだとロフト角9.5度表示でリアルロフト角が9.75度。フェース角が-3.5度。ライ角は60.75度で重心角は24度。『915 D2』同様、フェース角はオープンの度合いが非常に大きい。球が一番捕まる状態に調整すると、フェース角は-2.25度でリアルロフト角は11.25度まで増える。対して、一番捕まらないポジションに調整すると、フェース角は-4.25度でリアルロフトは9.25度となる。弾道調整機能を最大に利用してもフックフェースにはならない。ソールの座り方が強く影響しているが、フェースの向きはスクエアからオープンに調整できるタイプである。

オリジナルシャフト(タイトリスト・スピーダー715)のSの振動数は242cpm。アスリート向けにしては軟らかめの設定で、中間から先端側がしなるタイプのシャフトである。ダウンからインパクトにかけては先端側がスピーディーにしなり戻り、ヘッドはアッパーに動きやすくなっている。長さはメーカー値、実測値とも45.5インチ(60度法計測)クラブ重量は307.1gでバランスがD4.5。25~55歳ぐらいの男性で、体力が平均的、もしくは平均以上と相性が良いスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトタイトリスト・スピーダー517(S)
ロフト(度)9.5
リアルロフト(度)9.75
ライ角(度)60.75
フェース角(度)-3.5
長さ(インチ)45.5
振動数(cpm)242
自分に合ったスペックは?≫
1 2 3 4 5
タイトリスト
発売日:2016/10/21 参考価格: 81,000円